【補足説明資料】

I.OECD/NEA「アクチノイドと核分裂生成物の分離変換技術」情報交換会議の経緯

我が国では、1988年に「群分離・消滅処理技術研究開発長期計画」(通称オメガ計画)を策定し、その中で国際協力の重要性について触れた。これに基づき、我が国がOECD/NEAにこの分野における国際的な情報交換の必要性を訴え、第1回目の情報交換会議が水戸において開催された。その後、隔年で、米国、欧州、アジアにて開催されている。なお、フランスでは、1991年12月に「放射性廃棄物管理研究法」が制定され、15年間にわたり、分離変換、深地層処分、及び長期中間貯蔵の研究が行われた。これらの研究成果の評価を経て、2006年6月に「放射性廃棄物等管理計画法」が制定され、分離変換、可逆的地層処分、及び貯蔵の調査研究が実施されている。

これまでの開催実績は以下の通り。
     第1回 1990年11月 水戸(日本)
     第2回 1992年11月 アルゴンヌ(米国)
     第3回 1994年12月 カダラッシュ(フランス)
     第4回 1996年 9月 水戸(日本)
     第5回 1998年11月 モル(ベルギー)
     第6回 2000年12月 マドリッド(スペイン)
     第7回 2002年10月 チェジュ(韓国)
     第8回 2004年11月 ラスベガス(米国)
     第9回 2006年 9月 ニーム(フランス)
     第10回 2008年10月 水戸(日本)

直近の日本開催である水戸における第4回会議(1996年)では、旧原研と旧動燃がホストを務め、参加登録は9カ国、3国際機関から108名(内、国外から31名)であった。なお、開催挨拶を当時原子力委員の藤家先生にお願いした。

前回のニーム(フランス)での第9回会議では、CEAがホストを務め、参加登録は19カ国、3国際機関から178名であった。

II.会議概要

開催場所:
ホテルレイクビュー水戸
所在地 〒310-0015 茨城県水戸市宮町1-6-1
電話:029-224-2727
FAX:029-225-0737
E-mail:info@hotellakeviewmito.com
会議日程
会議は9:00:-17:30(昼食時間12:00-13:30)の時間帯で3日間開催。
10月7日(火)
     主催者挨拶 T. Dujardin (OECD/NEA科学・開発担当次長)
     ホスト挨拶 横溝理事
     来賓挨拶 田中原子力委員会委員長代理
     特別セッション:燃料サイクル戦略及び移行シナリオ
     セッションI:廃棄物管理及び地層処分への分離変換のインパクト

10月8日(水)
     セッションII:核変換燃料及びターゲット
     セッションIII:分離技術及び廃棄物管理
     ポスター・セッション

10月9日(木)
     セッションIV:材料、核破砕ターゲット及び冷却材
     セッションV:核変換物理実験及び核データ
     セッションVI:核変換システムの設計、性能及び安全性

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