先進的核熱結合シミュレーション手法に関する研究

軽水炉の炉心設計や安全解析では核計算と熱水力計算を結合した計算が必要不可欠である。計算機技術の発展とともに核計算、熱水力計算ともシングルフィジックスとしては極力近似を排した計算が行えるようになりつつあるが、高精度・高忠実度の核熱水力結合計算を行うにはまだ課題も多い。

本テーマでは、核計算としてモンテカルロ法、熱水力計算として数値流体力学（CFD）を用いる核熱結合シミュレーション手法を開発する。核計算として以下のようなモンテカルロ計算手法を開発する。1) 炉心内の全領域タリーをとる、2) 全領域で温度が異なる計算を行う、3) 並列計算による高速化を図る。熱水力計算は既存のCFDコードを用い、モンテカルロ法の幾何形状モデル（組み合わせ幾何形状）とCFDコードのメッシュ形状モデルのマッピング手法を開発する。さらに、核計算と熱水力計算を安定的に収束させる手法についても検討する。

※採用後に優秀な研究業績を挙げられた方については、定年制職員登用の道があります。

• （１）博士号取得者で、原則として大学等での常勤の教員または研究員としての研究経験が１年以上の者。
• （２）応募者は、原子炉物理やモンテカルロ計算手法に関する知識及び経験を有する必要がある。また、熱水力計算コードの知識や経験を有することが望ましい。

• （１）当機構指定の履歴書（ＰＤＦ、ＷＯＲＤ）
• （２）当機構指定の専攻実績書（ＰＤＦ、ＷＯＲＤ）
• （３）研究経歴書（Ａ４様式自由）、研究業績リスト（Ａ４様式自由）及び主要論文の別刷

  ※研究業績リストでは本人の氏名にアンダーラインをすること。

• （４）学位記（写）
• （５）１名ないし２名からの推薦書 （任意様式）

  ※直筆署名入りの推薦書をPDFで添付し提出してください。

  ※応募者の研究内容及び人物についてよく知る者に作成を依頼してください。また、当機構の者以外からの推薦としてください。

  ※1名は現職の所属長とすることが望ましい。

• （６）個人情報の取扱いに関する同意書（ＰＤＦ、ＷＯＲＤ）

  ※（６）の提出は、EEA（欧州経済領域） 加盟国内（EU 加盟国、アイスランド、リヒテンシュタイン及びノルウェー）に在住の方に限ります。

• （１）研究業績審査（パワーポイント等を使用した口頭発表と質疑応答）
• （２）面接試験

• （１）採用内定された方には、別途健康診断書（身長、体重、視力、検尿、胸部X線撮に係る内容が記載されたもので６カ月以内もの）を提出していただきます。
• （２）日本国籍を有していない場合は、採用予定日までに日本国内における当機構で就労するために必要な在留資格を取得してください。