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韓国原子力研究所(KAERI)と二機関会合を実施し、ネットゼロ社会に向けた原子力研究のパートナーシップ継続を確認しました。
令和6年7月12日
7月9日から10日にかけて、韓国原子力研究所(KAERI)を訪問し、ネットゼロ社会の実現に向けた原子力及び原子力技術の活用を目的とした研究開発活動の現状や、国立研究所としての役割について情報交換を実施しました。

議論は主に、2008年より両機関で交わしている「原子力の平和利用分野における技術協力取決め」に沿って、原子力発電所の安全性、放射線防護・環境モニタリング、廃止措置及び放射性廃棄物管理、陽子加速器及び中性子に関する科学技術、高レベル放射性廃棄物の地層処分といった分野における研究開発に関するものを中心に、人材育成を通じた組織力を向上するための方策についても意見交換を行いました。両機関は原子力が増加する電力需要を満たしつつ脱炭素社会を実現することへの期待を共有するとともに、東アジアの隣国として地理的に近接する両国にとって地震やその他の外部ハザードに対する原子力安全性を確保しつつバックエンドの課題に対処することの重要性を強調しました。また訪問中には、HANARO、ATLAS、SMARTを視察し、KAERIが取り組んでいる最新鋭の技術について理解を深めました。
訪問の結びとして、上記取決めの5年間の更新を行い、両国立機関の間で協力と強力なパートナーシップを継続していく重要性を確認しました。
