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発表・お知らせ

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本日、10月26日は「原子力の日」です。

令和4年10月26日

10月26日は「原子力の日」です。

1963年、旧日本原子力研究所(現原子力機構)の動力試験炉(JPDR)で、日本で最初の原子力による発電に成功した日であり、また、1956年、日本が国際原子力機関(IAEA)への参加を決めた日でもあることが由来です。

JPDRの発電成功から、今年で59年。世界的な動きであるカーボンニュートラルや、エネルギー安全保障の実現に向け、日本においても原子力に対する期待が高まっており、従来の軽水炉の再稼働を進めるとともに、次世代革新炉の開発に取り組むとしています。

原子力機構では、カーボンニュートラルとエネルギーの長期安定供給の両立に貢献するとともに優れた安全性を有する革新的な原子力システムとして、高温ガス炉や高速炉サイクルの開発を推進していきます。

高温ガス炉開発は、高温工学試験研究炉(HTTR)の設計・建設・運転等を通して蓄積した技術や経験に基づく高温ガス炉技術、及び高温ガス炉の熱を利用した水素製造技術を確立するとともに、国際展開を進め、高温ガス炉の実用化に貢献します。

高速炉サイクル開発は、高速実験炉「常陽」や高速増殖原型炉「もんじゅ」を通して蓄積した炉技術、燃料技術をもとに、革新的な高速炉の実用化に必要な技術基盤や放射性廃棄物の減容化・有害度低減に向けた技術の開発を推進し、高速炉サイクルの確立に貢献します。

JPDR初発電開始時(1963年)

JPDR(1963年)

HTTR建設風景(1993年)

常陽炉心据付(1973年)