■□■ JAEAメールマガジン 2018.1.26/No.484
-…-…*今号の一押し*…-…-…-…-…-
磁場に負けない超伝導
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◆ Contents ◆
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┣【1】 トピックス
┣【2】 広報誌情報
┣【3】 イベント情報
┗【4】 その他の情報
…-…-…-…-トピックス…-…-…-…-
\磁場に負けない超伝導
-ウラン化合物で現れる、磁場に強い超伝導の仕組みを解明-/
【先端基礎研究センター】
原子力機構は核燃料物質であるウラン化合物の低温での特異な超伝導状態を初めて
明らかにしました。
超伝導現象は電気抵抗が完全にゼロとなることから、リニヤモーターカーなどで実用的な
現象として利用されています。しかし、現在は超伝導現象を起こすために特定の条件が
必要となることから、より実用的な超伝導体の研究が進められています。
今回着目したウラン化合物の超伝導は磁場に強いことが分かっており、研究者たちの興味
の対象となっていました。そこで原子力機構では、既存の施設を活用することで、取扱いの
難しい核燃料物質であるウラン化合物の研究を進め、低温での特異な超伝導状態を解明
することに成功しました。今回の成果により、超伝導現象の理解を深めるとともに、より
実用的な超伝導体の探索に指針を与えるものと期待されます。
https://www.jaea.go.jp/02/press2017/p18011301/
\スピン流の雑音から情報を引き出す
-スピン流高効率制御に向けた新手法-/
【先端基礎研究センター】
東北大学、原子力機構、東京大学の研究チームは、スピン流雑音の基礎理論を構築し、
マイクロ波照射による発熱量をスピン流雑音測定から決定する手法を発見しました。
今回の成果により、スピン流の生成メカニズムを精密に調べることが可能となり、スピン流
の高効率制御技術と省力電子技術の発展につながることが期待されます。
https://www.jaea.go.jp/02/press2017/p18011601/
\日本原子力研究開発機構と仏国原子力・代替エネルギー庁との「ナトリウム冷却高速炉
の廃止措置協力活動における人員派遣取決め」の合意について/
【高速増殖原型炉もんじゅ/もんじゅ運営計画・研究開発センター】
原子力機構は高速増殖原型炉もんじゅの廃止措置にあたり、国内外の英知を結集して
取り組むための活動の一環として、これまでフランス原子力・代替エネルギー庁との間で
実施してきた廃止措置に関する協力の対象施設を拡大して、「もんじゅ」に関する協力を
可能にするとともに、平成30年1月18日付で「ナトリウム冷却高速炉の廃止措置協力
活動における人員派遣取決め」を合意いたしました。今後、「もんじゅ」と廃止措置が進む
フランスの高速原型炉フェニックス間での駐在員の派遣・交換やナトリウム冷却高速炉の
廃止措置分野で先行しているフランスの技術者の招へいを通じて、「もんじゅ」の廃止措置
に活かしていきたいと考えています。
https://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/2018/01/p180123.pdf
\核不拡散動向を掲載しました/
【核不拡散・核セキュリティ総合支援センター】
原子力発電導入国の増加と核拡散の深刻化、多国間及び二国間原子力協力の枠組み、
核不拡散・核セキュリティの強化に係る現況等を紹介しています。
https://www.jaea.go.jp/04/iscn/archive/nptrend/
\平成29年度 福島研究開発部門成果報告会の参加申込みを開始しました/
【福島研究開発部門】
2月14日にいわき産業創造館6階にて、福島研究開発部門成果報告会を行います。
東京電力ホールディングス福島第一原子力発電所(以下「1F」という)の事故発生当初より
国や東京電力へ技術支援を行うと共に、1Fの廃止措置及び福島県内の環境回復に向け
ての研究開発等に取り組んで参りました。
本報告会では、福島研究開発部門における1Fの廃止措置及び福島県内の環境回復に
向けた研究開発等の活動で得られた成果等について、広くご紹介いたします。
お申込みは2月9日までに下記URLよりお願いいたします。
https://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat01/bumon-houkokukai2018.html
\試験研究炉等の新規制基準対応の想定スケジュールを見直して公表/
1月24日に、JRR-3、高温工学試験研究炉(HTTR)、原子炉安全性研究炉(NSRR)、定常
臨界実験装置(STACY)及び原子力科学研究所放射性廃棄物処理場の施設の新規制
基準対応の想定スケジュールを見直して公表しました。
http://snsr.jaea.go.jp/topindex/schedule2.pdf
\原子力機構週報/
https://www.jaea.go.jp/02/press2017/p18011901/(1月13日~19日)
https://www.jaea.go.jp/02/press2017/p18012601/(1月20日~1月26日)
…-…-…-…-広報誌情報…-…-…-…-
\ISCNニューズレター2017年12月号(No.0249)を発行しました/
【核不拡散・核セキュリティ総合支援センター】
今月号では昨年12月7日(木)に開催された国際フォーラムに関する概要や活動報告とし
て、日本原子力学会及び日本核物質管理学会における学会報告、「国際希ガス実験
(INGE)ワークショップ2017」参加について掲載しています。
https://www.jaea.go.jp/04/iscn/nnp_news/0249.html
\地層研ニュース 1月号を発行しました/
【東濃地科学センター】
「第20 回AMS シンポジウムを開催」ほか。
https://www.jaea.go.jp/04/tono/miu_news/tisouken_news3001.pdf
★―…‥・…‥イベント情報…‥・…‥・―★
\大人のための科学教室/
【J-PARCセンター】
2月8日に大人のための科学教室 「“波”の魔法で素粒子・宇宙の不思議をひも解く」を
日立シビックセンターにて開催いたします。
中性子やニュートリノ等のJ-PARCで行われている研究内容や最新の最先端科学の話題
についてお話します。
http://www.civic.jp/center/recruit/大人のための科学教室「波の魔法で素粒子・/
\サイエンスカフェ「不思議な陶土のおはなし」を開催します/
【東濃地科学センター】
昨年の11月11日より、サイエンスカフェを4回にわたって開催しております。
第4回は2月17日(土)に瑞浪市地域交流センター
ときわで「不思議な陶土のおはなし」
というテーマで行います。
東濃地域には良質な粘土(陶土)が産出し、焼き物の原料として活用されてきました。陶土
層は東濃地域の限られた場所にしか産出しません。
さらに、最近の研究で特異な環境条件で形成されたことがわかってきました。この回では
そんな陶土の不思議について紹介します。
先着20名、事前申込制となっておりますので、お電話にてお申込みください。
https://www.jaea.go.jp/04/tono/topics/topics1710_1/sciencecafe20171111_20180217.pdf
\地下を体験する見学会/
【瑞浪超深地層研究所】
平日の月・水曜日に研究坑道への入坑を伴う見学の受入を行っています。3か月先までの
ご予約が可能ですので、見学希望日の2週間前までにお電話で空き状況をご確認の上
ご予約いただき、E-mail又はFAXにて「施設見学申込書」をご提出ください。
https://www.jaea.go.jp/04/tono/kengaku/kengaku_miu1.html
また、毎月1回、土曜日に施設見学会を開催しています。
2月の見学会開催日は24日です。2月19日までにお電話で空き状況をご確認の上
お申込みください。
http://www.jaea.go.jp/04/tono/kengaku/kengaku_miu2.html
…-…-…-…-その他の情報…-…-…-…-
\技術習得や国内研修を支援しています/
【原子力人材育成センター】
原子力機構では、原子力に関する技術を習得するための入門的なコースから放射線管理
監督、原子炉施設運転管理のための専門的なコース、さらに短期に特定分野の知識、
技術を学ぶコースなどさまざまな研修を実施しています。詳しくは下記URLをご覧
ください。
http://nutec.jaea.go.jp/training_guide.html
…-…-…-…-メールマガジンの終了について…-…-…-…-
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