■■■　　　JAEAメールマガジン　　　■■■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2011.11.11／No.199 ━━━

〔現場から〕冬備え（青森研究開発センター）

〔東日本大震災発生に伴う対応状況〕

〔広報誌から〕「避難している福島の皆さんが、一日も早く帰宅できるように全力で取り組みます」（「未来へげんき」No.22）

〔お知らせ、採用情報、調達情報〕

＝　現場から　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

冬備え

晩秋の候、厳しい冬に備えここ青森県六ヶ所村は冬支度に取り掛かっています。自家用車の冬用タイヤへの交換、防寒用機能性下着の買い揃えなどをしていますが、昨年の経験を糧に、より「六ヶ所上手」に暮らそうと策を弄しているところです。
　 原型炉R&D棟では、各種の高性能顕微鏡を設置して材料の表面観察や構造解析ができます。今年7月に使用許可を取得し、管理区域設定に向けて準備を進めています。
　 計算機・遠隔実験棟では、スーパーコンピューター（以下、スパコン）のベンダーが決まり設置工事が進められています。世界でもトップレベルの処理速度を誇るスパコンですが、ベンダーは国内ではなく仏国Bull社です。スパコンの水冷却系、電源系の設置工事をほぼ完了しており、来年1月からの本格運用に向けて試験運転を進めています。運用開始後は、Lighthouseプロジェクトと称してこれまで複雑過ぎて処理しきれなかったプラズマシミュレーション計算を実施し、その成果を世界に向けてアピールすることとしています。
　 IFMIF/EVEDA 開発試験棟では、世界最大電流の重陽子ビーム（9MeV、125mA）を加速させる加速器の製作を進めています。このうち入射器については、仏サクレー研究所にて製作を完了しており、今年5月にはビームを発生させています。
　 10月末には、毎年恒例の「ろっかしょ産業祭」が開催されました。盛りだくさんのイベントの中で特に面白かったのが「鮭の掴み獲り大会」です。ひざ丈の水位の仮設プールに放流されたメス鮭を素手で掴むため、びしょ濡れになりながらプールに突進するものですが、クマのように器用に掴む猛者がいます。青森研究開発センターにも、まるでクマのDNAを持っているのではないかと思わせるような鮭掴み名人がいます。彼は、収穫した鮭をつまみに、六ヶ所銘産「六趣」（焼酎）をいただくそうです。
　 震災復興の最中、盛大に産業祭りを成功させた役場職員ほか関係者のご苦労は察して余りあるものです。

青森研究開発センター　総務課

＝　東日本大震災発生に伴う対応状況　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

「警戒区域、計画的避難区域等における除染モデル実証事業」の公募結果について

http://www.jaea.go.jp/02/press2011/p11110701/index.html

平成23年度「除染技術実証試験事業」公募結果について

http://www.jaea.go.jp/02/press2011/p11110901/index.html

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福島第一原子力発電所事故への対応を行っています。

原子力機構は福島第一原子力発電所事故に関して、さまざまな活動を行っています。その全般的な内容については下記をご覧ください。
　 http://www.jaea.go.jp/jishin/gaiyou/1110.pdf

＝　広報誌から　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

特集「避難している福島の皆さんが、一日も早く帰宅できるように全力で取り組みます」（鈴木理事長）−詳細は「未来へげんき」No.22をご覧ください。

http://www.jaea.go.jp/05/genki/genki22.pdf

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