原子力機構ニュースメールマガジンをご覧いただきありがとうございます。
ゴールデンウィークもあっという間に過ぎてしまった感じですが、皆様方はいかがお過ごしでしょうか? 今の時節、私の勤務地である茨城県東海村では、色々な草花が開花しつつあり、これらの花を眺めつつ、とても気持ちよくウォーキングができます。先日、ウォーキング途中、橋の上から新川という川の中で体長5cmくらいの小さな魚が群れをなして泳いでいるのを発見しました。この新川は、機構の核燃料サイクル工学研究所敷地脇を流れる川ですが、毎年、秋になると鮭が遡上します。新川で見かけた小さな魚は、ひょっとしたら鮭の稚魚ではないか、もしそうならば数年後にまたこの地に戻ってきて欲しいものだと、勝手に思いを巡らせてしまいました。
一方、近年、地球温暖化に伴う環境変化の問題が数多く指摘されています。発電の過程で二酸化炭素を排出しない原子力による発電ですが、更なる原子力の利用を安全に進めることができれば、地球温暖化の抑制にも大きく貢献できるものであり、原子力の研究・開発の職場に身を置く者として、より一層頑張ろうと思うこの頃です。
広報部情報公開課長 板橋 靖
今回の「研究開発現場から」は、安全統括部です。
原子力機構は、原子力事業者として安全の確保を業務運営の最優先事項とすることを基本理念とし、創造性あふれる研究開発を行うこととしています。安全統括部は、当機構の各拠点が行う自主保安活動を積極的に推進し、研究開発に関連する安全の確保が確実なものとなるよう、業務の指導、支援及び調整を行うことを主な業務としています。
安全の確保において重要なことは、経営トップの意志を研究開発現場に確実に浸透させ、それぞれの組織内での役割を明確にして活動を展開することです。このため、安全や品質に係る方針を機構内に明示し、各拠点の特徴に応じて安全活動を具体化し展開しています。安全統括部では、安全確保への取り組みに不足がないかなど、フェイス・ツー・フェイスで各拠点とコミュニケーションを取りながら、必要な支援・指導を行っています。
http://www.jaea.go.jp/01/anzen/index.html
原子力機構の施設の安全の確保に当たっては、国の規制動向を確実にフォローする必要があります。従来は、許認可やトラブルに対して個別に対応してきましたが、横断的な視点で一貫性を持って対応することが必要との観点から、今年4月に当機構東京事務所に安全統括部の組織として技術調整室を設置しました。これを機に安全統括部が主体となって、規制機関への対応結果を機構内に確実に展開し、安全確保をより確実なものとしていきます。
また、安全に係る外部への情報発信として、事故情報検索システムの整備・運用、環境放射線等監視測定結果の提供等にも取り組んでいます。今後ともタイムリーな情報提供に努めていきたいと考えています。
http://www.jaea.go.jp/08/8_1.shtml
原子力機構における安全確保のための活動は、まずは各拠点が確実に展開することが第一ですが、併せて安全統括部が潤滑油となって各拠点横断的な活動を牽引していきます。
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【編集・発行】独立行政法人日本原子力研究開発機構 広報部広報課
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