平成23年3月3日
独立行政法人日本原子力研究開発機構
東濃地科学センター
 
東濃地科学センター(土岐事務所)分析施設からの排水の漏水に係る
最終報告について


 東濃地科学センターは、平成22年11月25日及び平成23年1月7日に岐阜県へ報告した東濃地科学センター(土岐事務所)の分析施設からの排水の漏水に関して、これまでの経緯と、追加で実施した土壌調査及び排水管路の修復作業の結果並びに再発防止対策等を最終報告書として取りまとめ、本日、岐阜県へ報告いたしました。
 なお、追加で実施した土壌調査の結果については、ふっ素及びその化合物の溶出量が、土壌汚染対策法に定める基準値を超えている箇所はありませんでした。

別添資料: 報告資料「東濃地科学センター(土岐事務所)分析施設からの排水の漏水について【最終報告】」


〔参考〕
 土岐事務所の分析施設からの排水が、地中の排水管路の途中で漏水している可能性があることを平成22年11月12日に把握し、漏水箇所の調査を行うとともに、排水管路のマンホール等に残留していた水を分析した結果、水質汚濁防止法第12条の3(特定地下浸透水の浸透の制限)に関わる基準値をふっ素及び硝酸性窒素が上回っていたため、11月25日に岐阜県へ報告いたしました。
 排水管路近傍の土壌調査や周辺の地下水の利用状況調査等を実施し、その状況について、平成23年1月7日に岐阜県へ報告いたしました。
土壌調査において、一部、ふっ素及びその化合物の溶出量が、土壌汚染対策法に定める基準値を超えている箇所を確認(10地点中3地点において、基準値0.8mg/以下に対して0.9 mg/、0.9 mg/、1.7 mg/)。
地下水の利用状況については、土岐市への問合せや現地の聞き取り等により、漏水箇所を中心とした半径250mの範囲内に飲用井戸が存在しないことを確認し、周辺環境への影響(健康影響)はないものと判断。