平成23年1月7日
独立行政法人日本原子力研究開発機構
東濃地科学センター
 
東濃地科学センター(土岐事務所)分析施設からの排水の漏水に係る
土壌調査の結果等について


 東濃地科学センター(土岐事務所)の分析施設からの排水が、地中の排水管路の途中で漏水している可能性があることを平成22年11月12日に把握し、漏水箇所の調査を行うとともに、排水管路のマンホール等に残留していた水を分析した結果、水質汚濁防止法第12条の3(特定地下浸透水の浸透の制限)に関わる基準値をふっ素及び硝酸性窒素が上回っていたため、11月25日に岐阜県へ報告いたしました。

 その後、排水管路近傍の土壌調査や周辺の地下水の利用状況調査などを実施しました。その結果、土壌調査において、一部、ふっ素及びその化合物の溶出量が、土壌汚染対策法に定める基準値を超えている箇所がありましたので(10地点中3地点において、基準値0.8mg/以下に対して0.9 mg/、0.9 mg/、1.7 mg/)、お知らせいたします。
なお、地下水の利用状況については、現地の聞き取りや土岐市への問合せなどにより、漏水箇所を中心とした半径250m*の範囲内に飲用井戸が存在しないことを確認しており、周辺環境への影響(健康影響)はないものと考えております。
本日、これらの状況について岐阜県へ報告いたしました。今後も、引き続き岐阜県のご指導を仰ぎながら、必要に応じた土壌分析や排水管路の補修などを行い、速やかな復旧に努めてまいります。

*【半径250m】
「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン(暫定版)平成22年7月 環境省水・大気環境局土壌環境課」に示されている、地下水汚染が到達し得る一定の距離の目安を参考としました。

○添付資料−1:土壌測定結果について(PDF)
○添付資料−2:土壌調査位置図 (PDF)

以 上