研究協力(国外)

原子力機構では、国際協力を積極的に進めております。

米国、フランス、スイス、ベルギー、韓国、英国とは、二機関協定等に基づき、地下研究施設などを活用して、高レベル放射性廃棄物の地層処分にかかわる共通的な課題や放射性物質を用いた原位置試験などに関する共同研究を進めています。なお、将来の政策選択に関する柔軟な検討に資する観点から、スウェーデン等における使用済燃料の直接処分技術に関する情報をあわせて収集・整理しています。

また、OECD/NEA(経済協力開発機構・原子力機関)のデータベースプロジェクトをはじめ、多くの国際共同プロジェクトにも参加しています。

さらに、アジア地域の地層処分に関わる国際研究開発拠点として、幌延深地層研究センターの地下施設を利用した研究開発を国内外の機関で協力しながら推進し、我が国のみならず参加国における先進的な安全評価技術や工学技術に関わる研究開発の成果を最大化することを目的として、幌延国際共同プロジェクトを2023年から実施しています。

この他、近年原子力開発利用のめざましい東アジア地域においても、地層処分研究開発が進められており、これらの地域の研究機関との間で、情報交換を中心とした協力を進めています。

各国との協力について

地図上の国旗や文字をクリックすると各協力の概要をご覧頂けます。

米国との協力

1986年に米国エネルギー省(DOE)と協力協定を締結し、DOE傘下の研究所と共同研究を行っています。

協定等

  • 放射性廃棄物管理分野における取り決め(1986年12月3日締結):新協定の締結に伴い終了
  • 日米政府間の民生用原子力研究開発協力の下でのプロジェクト取決め(地層処分におけるセメント系材料の劣化に関わる研究(2022年3月28日締結))

主な協力項目

  • サンディア国立研究所(SNL)とのセメント系材料の劣化等に関する実験と試料の分析評価及びシミュレーション技術と熱力学データベースの開発

英国との協力

2008年より、英国原子力廃止措置機関(NDA)と研究協力を行っています。

協定等

  • 日本原子力研究開発機構(JAEA)と英国原子力廃止措置機関(NDA)との間の放射性廃棄物管理及び廃止措置分野における取決め(2008年7月28日締結)

主な協力項目

  • 技術情報の交換
  • スタッフの交換、派遣
  • 共同研究

フランスとの協力

1991年より、フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)放射性廃棄物管理機関(ANDRA)と研究協力を行っています。

(1)フランス原子力庁(CEA)

協定等

  • 原子力協力分野におけるフレームワーク協定(2005年12月13日締結)

主な協力項目

  • 技術情報の交換
  • スタッフの交換、派遣
  • 共同研究

(2)放射性廃棄物管理機関(ANDRA)

協定等

  • JAEAとANDRAの包括協定(1999年5月10日締結)

主な協力項目

  • 共同研究
  • スタッフの交換、派遣
  • 地下研究施設における研究及び試験への参加、等

ベルギーとの協力

2006年より、ベルギー王立原子力研究センター(SCK・CEN)と研究協力を行っています。

協定等

  • ベルギー原子力研究所と日本原子力研究開発機構との間の原子力研究開発に関する協力取決め(2006年11月23日締結)

主な協力項目

  • 技術情報の交換
  • スタッフの交換、派遣
  • 共同研究

スイスとの協力

1989年より、スイス放射性廃棄物管理協同組合(Nagra)グリムゼル試験場における原位置試験等の共同研究を行っています。

協定等

  • Nagra/JAEA放射性廃棄物管理分野の研究開発における取り決め(1988年6月29日締結)

主な協力項目

  • グリムゼル試験場での原位置試験:長期拡散試験(LTD)とコロイド形成移行試験( CFM )
  • 深地層の研究施設計画
  • 研究者の交換、他
グリムゼル原位置試験場(右は研究用トンネルレイアウト)
グリムゼル原位置試験場(右は研究用トンネルレイアウト)

韓国との協力

2003年より、韓国原子力研究所(KAERI)と研究協力を行っています。

協定等

  • 高レベル放射性廃棄物の地層処分研究開発分野における日本原子力研究開発機構と韓国原子力研究所との取り決め(2003年3月25日締結)

主な協力項目

  • 技術情報の交換
  • スタッフの交換、派遣
  • 共同研究