所長挨拶

原子力機構では、「ニュークリア×リニューアブルで拓く新しい未来」というビジョンを掲げ、ニュークリアとリニューアブル技術の相乗効果「Synergy」、原子力自体を「Sustainable」にする、原子力技術の多様「Ubiquitous」化を研究開発の3つの柱として、人類社会の福祉と繁栄に貢献すべく取り組んでいます。

原子力安全・防災研究所は、原子力規制委員会(NRA)の技術支援機関(TSO)及び災害対策基本法等の指定公共機関としての役割を担っており、様々な安全研究や原子力防災に係る訓練・研修などを通じて支援を実施しています。また、広く産業界の動向やニーズを把握するため、研究業務の中立性や透明性を確保することは大前提としつつ、産業界との共同研究や意見交換などの取組も進めています。これらの取組を通じて、特に「Sustainable」の実現に貢献してまいります。

原子力安全研・防災研究所の組織は、安全研究を実施する安全研究センター(NSRC)、原子力防災に係る支援を実施する原子力緊急時支援・研修センター(NEAT)及び研究所の運営を統括する戦略推進部から構成されています。両センターに所属する総勢100名程度の研究者・技術者を中心に、機構内外の多様な専門家にも協力してもらいながら、原子力機構が保有する大型試験研究施設も最大限に活用して研究を進めています。また、職員、博士研究員などとして若手や中堅研究者を積極的に採用するとともに、国内外の研究機関、大学、産業界などとの共同研究や東京大学国立研究開発法人連携講座など多様な枠組みを活用して、人材の育成を図っています。

私たちは、託されている大きな使命を果たすべく研究活動や技術的支援を実施し、皆様からの信頼を獲得できるよう活動してまいります。
皆様のご理解、ご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

原子力安全・防災研究所 所長 江坂 文孝

page
top