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プレスリリース

幌延深地層研究計画 令和2年度調査研究計画に基づく物理探査の実施について

令和2年10月1日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
核燃料・バックエンド研究開発部門
幌延深地層研究センター

幌延深地層研究計画 令和2年度調査研究計画に基づく
物理探査の実施について

幌延深地層研究センターは、幌延深地層研究計画 令和2年度調査研究計画に基づき、幌延町北進地区において物理探査を下記のとおり実施しますのでお知らせいたします。

【目的】
 地下水の流れが非常に遅い領域を調査・評価する技術の高度化の一環として、地下深部の化石海水1の三次元分布を把握するとともに、その分布と地質構造との関係性を把握するために物理探査を実施します。

【調査概要】
 幌延町北進地区において、およそ3 km四方の範囲を調査エリアとして2つの手法を用いて物理探査を実施します。一つは、地下深部における化石海水の拡がりを推定するための電磁探査で、もう一つは、地下深部における地質構造を推定するための反射法地震探査です。これらにより、電磁探査により推定した化石海水の分布と反射法地震探査により推定した地質構造との関係性を把握します。

【作業期間】
 反射法地震探査 令和2年10月 6 日~10月20日(予定)
 電磁探査    令和2年10月20日~11月17日(予定)

【別添資料】
・調査エリア

【参考資料】
・電磁探査のイメージ
・反射法地震探査のイメージ

1 地層の堆積時に地層中に取り込まれた古い海水のこと

【別添資料】

【調査エリア】

※電磁探査のリモート測定点は、ノイズ2除去を目的として調査エリアから離れた場所に設置し、電磁探査を実施する全期間にわたり測定を実施します。

2 高圧電線・電線・電話線・無線中継所などから発生する不要な電磁的な信号のこと

【参考資料】

【電磁探査のイメージ】

今回の電磁探査では、太陽の黒点活動や雷といった自然の電磁波に応答して地球内部から生じる電場と磁場を測定することにより、地下深部の電気抵抗の分布を調べます。地下深部の電気抵抗は化石海水に由来する塩分濃度に関係しており、その分布から地下深部での化石海水の拡がりを推定します。この調査では、調査エリア内に最大66ヶ所の観測点を設ける予定にしており、各観測点では、自然の微弱な電流を測定する電極(2方向)と自然の微弱な磁気を測定する磁気センサー(3方向)を設置し、3日~5日間程度の測定を行います。なお、この調査に際して人工的に電磁波を発生させることはありません。

【反射法地震探査のイメージ】

反射法地震探査では、起振車で人工的な振動を地中に与え、地層の境界面などで反射または屈折して戻ってくる波を地表面で電気信号として測定することにより、地下深部の地質構造(地層や断層などの分布)を調べます。この調査では、幌延町北進地区の道路沿いに受振器を設置して起振車による発振を行います。なお、起振車のごく近傍では、大型車両が段差を乗り越える時と同程度の振動が生じますが、20m程度離れた場所では、静かにしていないと分からない程度の小さな揺れになります。

以上

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