プレスリリース

幌延町北進地区における物理探査の実施について

平成20年10月17日
独立行政法人日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター

幌延町北進地区における物理探査の実施について

幌延深地層研究センターは、独立行政法人原子力安全基盤機構、独立行政法人産業技術総合研究所との共同研究「安全評価手法の適用性に関する研究」の一環として、幌延町北進地区の研究所用地およびその周辺において、物理探査を実施しますのでお知らせいたします。

【調査概要】
本探査は、幌延町北進地区の研究所用地周辺の地下水流動に関する情報を取得するため、物理探査(重力変動調査および衛星レーダーによる地表面計測)を実施します。

・重力変動調査
地下水の状態に変化があると地表の重力値にも微小な変化が見られます。この微小な変化を地表で重力計とGPS受信機を用いて計測します。なお、計測は約50箇所において行い、1箇所あたりの計測時間は数時間程度です。
(写真:重力変動調査に用いる装置のイメージ)

・衛星レーダーによる地表面計測
地下水圧の変化により地表面に微小な変形が生じる可能性があります。衛星からのレーダーを反射させる反射板と架台を用いて地表面の微小な変化を計測することにより、地下水の変化の様子を測定するものです。なお、計測は8箇所において行い、1箇所あたりの計測時間は数時間程度です。
(写真:地表面計測に用いる装置のイメージ)

【調査期間】
平成20年10月20日~平成20年12月下旬(予定)

調査期間

【調査場所】
調査場所は、下図のとおりです。

調査位置図

注):重力変動調査の計測場所
  :重力変動調査および衛星レーダーによる地表面計測の主な計測場所

以上

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