プレスリリース

幌延町浜里沿岸域における電磁法探査の実施について

平成20年8月7日
独立行政法人日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター

幌延町浜里沿岸域における電磁法探査の実施について

幌延深地層研究センターは、財団法人原子力環境整備促進・資金管理センターとの共同研究「沿岸域塩淡境界・断層評価技術に関する研究」の一環として、陸域に引き続き海域での電磁法探査を幌延町浜里沿岸域において実施しますのでお知らせいたします。

【試験概要】
電磁法探査は、電磁波を利用して地下の電気抵抗の分布を調べ、地層ごとの電気抵抗の違いから地下の地質構造を推定する方法です。
本調査では、調査場所である幌延町浜里沿岸域(海底)に装置を設置し、自然界に存在する電磁波や、人工的に微弱な電流を流した時に発生する電磁波をそれぞれ測定します。
なお、本調査による周辺環境や人体、動植物への影響はありません。

工程1

●海上から装置にロープ、アンカーとブイを取り付け、海中に沈めます。(浅瀬での場合、ダイバーにより装置を海底に設置します。)
●装置は静かに海底へ降下するので、海底等を傷つけることはありません。

工程2

●測定中は、ブイ等を取り付け、目印とします。
●1回で3ヵ所設置する予定です。
●測定は、1回につき2日程度予定しています。

工程3

●測定後は、ブイ地点に行き、アンカーと装置を全て回収します。(浅瀬での場合、ダイバーにより装置をすべて回収します。)
●海底・海中には何も残しません。

【調査期間】
平成20年8月11日~平成20年8月31日(予定)

【調査場所】
実施場所は下図のとおりです。

調査場所

以上

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