平成19年12月27日
独立行政法人日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター
サロベツ断層帯による幌延深地層研究センター地下施設への影響検討結果について
平成19年11月21日に地震調査研究推進本部地震調査委員会(事務局:文部科学省)より公表された「サロベツ断層帯の評価」に基づき、現在、幌延深地層研究センターが建設を進めている地下施設への影響について検討を行い、その結果、十分な耐震安全性を有しているものと判断されましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
平成19年11月21日に地震調査研究推進本部地震調査委員会(事務局:文部科学省)より、サロベツ断層帯の特性について評価の結果が公表されました。(表-1)
表-1サロベツ断層帯の特性
幌延深地層研究センターにおいては、地震による影響も考慮した地下施設の設計に基づき立坑及び水平坑道の建設を進めております。
今回、新たにその特性が公表されたサロベツ断層帯は、地下施設のごく近傍に位置し、大きな地震を発生させる可能性(当センター及び周辺は、震度6弱が予想されている)があることから、地下施設に与える影響を評価するため、サロベツ断層帯を対象に地下施設での地震時発生応力度と設計時における地震時許容応力度の比較検討を行いました。
検討結果を図-1に示します。
図-1地下施設の地震時許容応力度
検討の結果、図-1のとおり、サロベツ断層帯による地震時発生応力度は、地下施設設計時の地震時許容応力度以内であり、十分な耐震安全性を有しているものと判断されました。
以上