プレスリリース

溶存メタンセンサー現地適用試験の開始について

平成19年6月8日
日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター

溶存メタンセンサー現地適用試験の開始について

幌延深地層研究センターでは平成19年度調査研究計画に基づき、幌延町内において「溶存メタンセンサーによる孔内測定実験」を行います。

■ 平成14年度に試錐調査を実施したHDB-5孔を利用して、溶存メタンセンサー現地適用試験を実施します。溶存メタンセンサーは、地下水中に溶解しているメタンガス量を原位置で直接測定することを目的に開発されたセンサーです。

■ 試錐孔内で溶存メタンセンサーを昇降させて、地下水中に溶存している深度約500mまでのメタンガス濃度の分布を調べます。

■ 地下の圧力を保持した状態で地下水を採水して、溶存ガスの分析を行います。分析結果はセンサーの測定結果と比較します。

■ 試験結果に基づき、溶存メタンセンサーの孔内原位置試験としての適用性を評価して、今後の地層科学研究に反映します。

溶存メタンセンサーと実施状況イメージ

調査期間

以上

Copyright(C) Japan Atomic Energy Agency. All Rights Reserved.