プレスリリース

高密度電気探査の開始について

平成18年10月20日
日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター

高密度電気探査の開始について

幌延深地層研究センターでは、幌延町北進地区の研究所用地及びその周辺において、高密度電気探査を開始しますのでお知らせいたします。

■電気探査とは、物理探査と呼ばれる地質調査法の一つで、一定間隔に設定した鉄棒(電極)の一つから地下へ微弱な電流を流し、他の電極で測定される電流の大きさから地盤の電気抵抗を測定するものです。高密度とは、ある測定範囲の中にたくさんの電極を設置して測定することを意味しています。

■現在実施している研究坑道の掘削により、その周辺の岩盤の地下水の流れ方が変化することが想定されます。本計測は、この流れ方の変化を、電気抵抗値の変化としてモニタリングすることを目的としています。

■この測定は、今後も毎年数回程度実施することを予定しており、今回設置した電極は、幌延深地層研究計画の終了まで適切な保護をして使用する予定です。

■作業は幌延町北進地区の研究所用地及びその周辺(約3km四方)において、あらかじめ定めた約100ケ所の地点で行います。今年度の作業は平成18年10月23日より約1ケ月間を予定しています。

実施予定範囲・測量作業例・電極設置例・測定作業例

以上

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