平成18年10月13日
日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター
HDB-11孔への地下水の水圧・水質長期観測装置の設置作業開始について
幌延深地層研究センターでは、幌延町内において「HDB-11孔への地下水の水圧・水質長期観測装置の設置作業」を開始しますのでお知らせいたします。
■試錐孔を用いて地下水の流れや水質の変化を調べるため、昨年度に掘削したHDB-11孔へ、地下水の水圧・水質を長期にわたり観測するモニタリング装置を設置します。作業時期は、平成18年10月18日~平成19年1月頃までを予定しています。
■作業は、地下水の間隙水圧や水質を計測する区間を閉塞するためのケーシングパイプとパッカーを設置します。その後、地下水を採水するための装置を挿入し地下水を採水します。
■地下水採水後、地下水の間隙水圧を計測する圧力計を試錐孔の孔口から地下深部の所定の深度につり下げます。その後、地下水の流れ方についての長期的な変動を調べるために地下水圧の連続監視を行います。
■観測結果は、地質環境モデルの構築などに反映するとともに、これらの観測を通じて、地下水の水圧・水質の長期モニタリング装置の適用性を確認する予定です。
以上