プレスリリース

HDB-10孔における地下水の採水作業の開始について

平成18年8月11日
日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター

HDB-10孔における地下水の採水作業の開始について

幌延深地層研究センターでは、幌延町内において「HDB-10孔における地下水の採水作業」を開始しますのでお知らせいたします。

■平成16年度に試錐調査を実施したHDB-10孔を利用して、地下水の採水作業を実施します。作業時期は、8月28日から約3週間を予定しております。

■作業は、平成17年度に設置した長期モニタリング装置内に深度500mまで採水用プローブを降下させて、電気伝導度やpHを計測しながら、約10日間揚水を行って、試錐孔周辺に滞留していた地下水を排除します(排水タンクに溜め、その後産廃処理します)。

■試錐孔内とその周辺に滞留していた地下水(試錐孔掘削時の泥水や装置を設置する際に使用した水)を十分に揚水して排出した後、地下の圧力を保持した状態で地下水を採水して、採水用プローブを引揚げます。

■採水した地下水を分析することによって、地球化学モデルや地下水流動解析等の検証に利用します。また、モニタリング技術を体系的にまとめることも目標としております。

【採水作業の作業状況】

採水作業の作業状況

以上

Copyright(C) Japan Atomic Energy Agency. All Rights Reserved.