プレスリリース

溶存メタンセンサー現地適用試験の開始について

平成18年8月11日
日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター

溶存メタンセンサー現地適用試験の開始について

幌延深地層研究センターでは、平成18年度調査研究計画に基づき、幌延町内において「溶存メタンセンサー現地適用試験」(山口大学との共同研究)を開始しますのでお知らせいたします。

■平成14年度に試錐調査を実施したHDB-5孔を利用して、溶存メタンセンサー現地適用実験を実施します。作業は8月24日から平成19年5月までを予定しております。

■溶存メタンセンサーは、地下水中に溶解しているメタンガス量を原位置で直接測定することを目的に開発されたセンサーです。

■作業は9月上旬までの間、試錐孔内で溶存メタンセンサーを昇降させて、地下水中に溶存している深度500mまでのメタンガス濃度の分布を調べます。また、地下水の溶存ガスを逃がさないように地下の圧力を保持した状態で地下水を採水して、溶存ガスの分析を行います。分析結果は溶存メタンセンサーの測定結果と比較します。

■9月中旬以降は、長期モニタリングを実施して、センサーの耐久性を確認するとともに、地層内ガス移行特性について今後の深地層研究に反映します。

メタンセンサーと試験イメージ図

以上

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