プレスリリース

試錐孔を用いた地下水の水圧・水質観測の実施について

平成17年12月22日
日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター

試錐孔を用いた地下水の水圧・水質観測の実施について

幌延深地層研究センターでは、平成17年度調査研究計画に基づき、試錐孔を用いたモニタリング技術開発の一環として、地下水の流れや水質の変化を調べるため、幌延町北進地区において、地下水の水圧・水質観測を開始しますので、お知らせいたします。

試錐孔を用いて地下水の流れや水質の変化を調べるため、HDB-9孔、HDB-10孔に続き、昨年度から今年度にかけて掘削したHDB-11孔に、地下水の水圧・水質を長期にわたり観測するモニタリング装置を設置します。
作業はモニタリング装置を、試錐孔の孔口から地下深部の所定の深度につり下げ、設置します。その後、設置した装置を用いて地下水圧の連続観測を行います。観測結果は、地質環境モデルの構築などに反映するとともに、これらの観測を通じて、地下水の水圧・水質の長期モニタリング装置の適用性を確認します。
【図:実施場所(HDB-11孔)】

【作業期間】

平成18年1月4日~平成18年3月頃まで(予定)

【地下水の水圧・水質長期モニタリング装置の例】

※今年度の幌延町内で行う地質調査は予定通り終了いたしました。

以上

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