プレスリリース

溶存メタンセンサー現地適用試験の開始について

平成17年11月11日
日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター

溶存メタンセンサー現地適用試験の開始について

幌延深地層研究センターでは、平成17年度調査研究計画に基づき、幌延町内において「溶存メタンセンサー現地適用試験」(山口大学との共同研究)の第2回目を開始しますのでお知らせいたします。

■ 平成14年度にボーリング調査を実施したHDB-5孔を利用して、本年8月に引き続き溶存メタンセンサー現地適用試験(本年度第2回目)を実施します。溶存メタンセンサーは、地下水中に溶解しているメタンガスの量をボーリング孔内で直接測定することを目的に開発されたセンサーです。

■ 試験は、ボーリング孔内で溶存メタンセンサーを昇降させて、地下水中に溶存しているメタンガスの濃度について、深度500mまでの分布を測定します。

■ 続いて、地下の圧力を保持した状態で地下水を採水して、溶存ガスの分析を行います。分析結果はセンサーの測定結果と比較します。

■ 試験結果に基づき、溶存メタンセンサーの孔内試験への適用性を評価して、センサーの問題点を抽出するとともに、今後のセンサー改良に反映します。

以上

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