プレスリリース

試錐孔を用いた地下水の水圧・水質観測の実施について

平成17年10月28日
日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター

試錐孔を用いた地下水の水圧・水質観測の実施について

幌延深地層研究センターでは、平成17年度調査研究計画に基づき、試錐孔を用いたモニタリング技術開発の一環として、地下水の流れや水質の変化を調べるため、昨年度掘削した幌延町北進地区のHDB-10孔において、地下水の水圧・水質観測を開始しますのでお知らせいたします。

試錐孔を用いて地下水の流れや水質の変化を調べるため、本年9月に開始したHDB-9孔に加え、新たにHDB-10孔に地下水の水圧・水質を長期にわたり観測するモニタリング装置を設置します。 作業は、モニタリング装置を試錐孔の孔口から地下深部の所定の深度につり下げ、設置します。その後、設置した装置を用いて地下水の水圧を連続的に観測します。 観測結果は、地質環境モデルの構築などに反映するとともに、地下水の水圧・水質の長期モニタリング装置の適用性を確認します。 なお、同孔にて実施していた地下水の流向・流速計測は10月28日に予定通り終了しています。

【作業期間】
平成17年11月1日~平成18年3月頃まで(予定)

以上

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