平成17年9月9日
核燃料サイクル開発機構
幌延深地層研究センター
試錐孔を用いた地下水の流向・流速計測の実施について
幌延深地層研究センターでは、平成17年度調査研究計画に基づき、幌延町内において、試錐孔を用いた地下水の流向・流速計測を実施し、計測装置の実用化へ向けた性能の検証を行いますので、お知らせいたします。
記
試錐孔を用いた地下水の流向・流速計測の方法に関する研究の一環として、昨年度掘削したHDB-10孔に地下水が流れる方向や速度を計測できる装置(開発中)を挿入し、計測装置の性能を検証するものです。
作業は、測定機器を試錐孔の孔口から地下深部の所定の深度につり下げます。装置を所定の位置に設置した後、装置よりトレーサを投入し計測部のセンサーにより、孔内でのトレーサの移動する状況を計測します。その後、孔内でのトレーサの移動した方向や距離をもとに、その岩盤での地下水の移動する方向・速さを解析して求めます。これら一連の作業を通して、地下水の流向・流速計測装置の性能の検証を実施します。
性能の検証後,実用化に向けて開発を進めていく予定です。
○作業期間 平成17年9月12日~平成17年10月末頃まで(予定)
以上