プレスリリース

遠隔監視システムによる地質環境調査、残土運搬路工事の実施について

平成17年8月26日
核燃料サイクル開発機構
幌延深地層研究センター

遠隔監視システムによる地質環境調査、残土運搬路工事の実施について

幌延深地層研究センターでは、平成17年度調査研究計画に基づき、遠隔監視システムによる地質環境調査、残土運搬路工事を行いますので、お知らせいたします。

1.遠隔監視システムによる地質環境調査
 地下施設の建設前、建設中、建設後の地下の様子の変化を、常時観測することを目的として、「遠隔監視システム」機器の設置を行います。
 設置する観測機器は、精密に制御された弾性波(地震波)信号を送受信し、その結果を解析することによって、精度良く地下の様子の変化を把握することができるものです。なお、昨年度に設置した電磁波を用いた遠隔監視システムについては、継続して観測を実施しています。
 作業は以下の工程で、まず送信機をHDB-3孔敷地内に設置、続いて受信機をHDB-4,5,8孔敷地内に設置した後に、試験観測を開始する予定です。

機器設置・試験観測等の工程(予定)

作業イメージ(信号の送受信のイメージ)

設置場所と受信機(地震計)の例

2.残土運搬路工事
 地下施設建設工事に伴い発生する掘削残土(ズリ)及び仮設備等の掘削残土置場工事に先立ち、残土運搬路として、道道稚内幌延線と町道幌延北進線を結ぶ道路を造成します。
 造成する道路は幅6m、延長307mで、仮設調整池も併せて設置する予定です。

○作業工程 平成17年8月下旬~平成17年11月末(予定)

作業場所

以上

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