平成17年7月29日
核燃料サイクル開発機構
幌延深地層研究センター
溶存メタンセンサー現地適用試験の開始について
幌延深地層研究センターでは、平成17年度の調査研究計画に基づき、幌延町内において地質調査及び環境調査を行いますのでお知らせいたします。
記
幌延深地層研究センターでは、平成17年度調査研究計画に基づき、幌延町内において「溶存メタンセンサー現地適用試験」(山口大学との共同研究)を開始しますのでお知らせいたします。
■平成14年度にボーリング調査を実施したHDB-5孔を利用して、溶存メタンセンサー現地適用試験を実施します。 溶存メタンセンサーは、地下水中に溶解しているメタンガスの量をボーリング孔内で直接測定することを目的に開発されたセンサーです。
■ 試験は、ボーリング孔内で溶存メタンセンサーを昇降させて、地下水中に溶存しているメタンガスの濃度について、深度500mまでの分布を測定します。
■ 続いて、地下の圧力を保持した状態で地下水を採水して、溶存ガスの分析を行います。分析結果はセンサーの測定結果と比較します。
■ 試験結果に基づき、溶存メタンセンサーの孔内試験への適用性を評価して、センサーの問題点を抽出するとともに、今後のセンサー改良に反映します。
以上