プレスリリース

地下施設(換気立坑)の掘削作業開始について

平成18年3月17日
日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター

地下施設(換気立坑)の掘削作業開始について

幌延深地層研究センターでは、地下施設建設工事の準備作業を進めて参りましたが、下記のとおり換気立坑の掘削作業を開始いたしますのでお知らせいたします。

幌延深地層研究センターでは、換気立坑の上部構造物設置作業の一環として、3月20日(月)より換気立坑の掘削作業に入ります。今年度については、約5メートル程度掘削する予定で、本格的な掘削作業は平成18年度に入ってから行います。

掘削によって発生する掘削土(ズリ)は、過去に行った分析結果から、有害物質(自然由来)を含んでいる可能性があるため、地下施設用地の近傍に造成を予定している掘削土(ズリ)置場が完成するまでの間、地下施設用地内に設置する掘削土(ズリ)仮置場*で保管します。
 また、掘削作業に伴い発生する湧水及び工事用水についても、有害物質(自然由来)を含んでいる可能性があるため、専用の排水処理設備及び排水管路が完成するまでの間は、産業廃棄物として処理業者に排出する予定です。排水処理設備及び排水管路完成後は排水処理を行い、排水中に含まれる有害物質が、法令で定める河川への排出基準値以下であることを確認して天塩川に放流する予定です。

*掘削土(ズリ)仮置場

掘削土(ズリ)置場が完成した後も、掘削土(ズリ)の一時保管場所として、継続して使用する予定です。なお、掘削土(ズリ)置場および掘削土(ズリ)仮置場のいずれも、遮水構造にするとともに、定期的に河川や地下水の水質調査を行い、安全を確認して参ります。
掘削土(ズリ)仮置場の供用開始は、換気立坑掘削開始と同じ3月20日(月)からになります。

換気立坑の上部構造物設置作業として、これまでに行ってきた作業は以下のとおりです。

・除雪、排雪作業(2月6日~)
・鉄板敷設作業(3月1日~)
・安全設備設置作業(3月1日~)
・上部構造物基礎用の鋼管杭打設作業(3月6日~)

以上

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