情報公開

お客様の声(ご来館、ご見学いただいた皆さんの声)

お客様とスタッフの会話
およびご協力いただいたアンケートから
ご質問とご意見をまとめました。

博士

令和5年12月~令和6年1月 ご質問

お客様
お客様

この施設(ゆめ地創館)はいつできたんですか?

幌延深地層研究センター
幌延深地層研究センター

ゆめ地創館は、2007年(平成19年)6月に開館しました。

お客様
お客様

瑞浪の研究施設が閉鎖されたのは、処分に適しているということが分かったからですか?

幌延深地層研究センター
幌延深地層研究センター

旧瑞浪超深地層研究所は、結晶質岩(花崗岩)を対象に地下水や岩盤などの性質を調べることを通じて〝地下はどうなっているのか〟〝なぜそんな仕組みになっているのか〟そして〝将来はどうなるのか〟を明らかにする地層科学研究を行っていましたが、当初に設定した研究目標を達成したことから、2019年度(令和元年度)をもって研究開発を終了し、2022年(令和4年)1月に地下施設の埋め戻しおよび地上施設の撤去を完了しました。

お客様
お客様

地下施設見学会の来年度以降の開催についてはホームページとかに載りますよね?

幌延深地層研究センター
幌延深地層研究センター

令和6年度の地下施設見学会の開催についてはホームページに掲載しておりますので、お申し込みの際は、お電話(01632-5-2022)にて空き状況をご確認ください。
地下施設見学会について

お客様
お客様

オーバーパックが数千年で40mm設計上腐食するのであれば数万年後にはどうなるのか・・・

幌延深地層研究センター
幌延深地層研究センター

地層処分では人工バリア(ガラス固化体、オーバーパック、緩衝材)と天然バリア(岩盤)の組合せによって放射性物質を長期にわたって閉じ込めます。
このうち、オーバーパックは少なくとも1,000年間ガラス固化体が地下水と接触することを防ぐよう設計されます。オーバーパックは1,000年を超えても存在すると考えられますが、地層処分の安全性の評価では、1,000年でオーバーパックはその機能を失うものとして取り扱われます。
ちなみに、1,000年後の放射能レベルはガラス固化体製造直後の1/3,000になっていると考えられています。
1,000年以降はガラス固化体が地下水に放射性物質が溶け出すことを抑制しますが、放射性物質が地下水に溶け出したとしても、緩衝材と天然バリアによりその移動は極めて遅く、かつ放射性物質の放射能は半減期に従って減少するため、人間の生活環境に到達するまでには環境への影響はほとんどなくなると考えられます。

お客様
お客様

今、廃棄物ってあるじゃないですか。それってどこにも埋めていないってことですか?

幌延深地層研究センター
幌延深地層研究センター

まだ地層処分は行われていません。
2024年(令和6年)1月現在、高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)は、青森県六ヶ所村にある日本原燃株式会社の施設に2,176本、茨城県東海村にある当機構の核燃料サイクル工学研究所の施設に354本、合計2,530本が保管されています。
また、全国の原子力発電所の貯蔵プールには使用済燃料が保管されており、これまで原子力発電で使われた燃料を全て再処理し、ガラス固化体にしたと仮定すると、その量は、すでにガラス固化体となっているものとの合計で、約27,000本になります。(2023年3月末時点)
一方、海外については処分事業が進んでいる国があります。フィンランドでは2025年頃には実際の廃棄体を埋設するいわゆる操業が開始される予定です。スウェーデンやフランスなどでは処分地が既に決定しています。

令和5年12月~令和6年1月 ご意見・ご感想

お客様
お客様

模型とかあったので分かりやすかったんですけど、内容的には難しい。

お客様
お客様

法律で決められた基準というのが、本当に正しいのかはまだ分からないと思います。これからその基準を見直していくことも含めて課題は沢山あるのかと思います。

お客様
お客様

原子力発電所が稼働している以上、廃棄物は発生し続ける。本来であれば処分を考えてから稼働するべきだった。そうして欲しかったと若者世代は思っているはず。解決できるのは研究を進めていくことだけだと思ってますので引き続き頑張って下さい。

お客様
お客様

こんな奥でひっそりやるんじゃなくて、もっと広報というかアピールした方が良いと思うよ。悪い事してるわけじゃないんだからさ。必要なことしてるんだからさ。

お客様
お客様

安定陸地に存在するフィンランドのオンカロと違い、日本の地殻は不安定なので、地層処分に不安を感じる。

幌延深地層研究センター
幌延深地層研究センター

ご意見・ご感想ありがとうございました。

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