お客様との会話
ご協力いただいたアンケートでの
ご質問・ご意見を紹介します。
ここは恐竜の化石とかも出るの?
恐竜の化石は出ていません。恐竜が生息していたのは約6000万年以上前と言われていますが、幌延の地下施設は深度300m~500mに位置しており、周辺の地層は数百万年前のもので、恐竜のいた年代ではありません。
また当時この地域は海底だったため、掘削で出てくるのは主に魚や貝の化石です。化石の一部はゆめ地創館に展示しています。
現段階で処分地の候補はある程度選定されているのでしょうか?
現時点では選定されていません。地層処分の実施主体であるNUMO(原子力発電環境整備機構)のHPには、現在の処分地選定プロセスは文献調査の段階にあり、北海道の寿都町と神恵内村が終了、佐賀県の玄海町が実施中と示されています。
参考として海外の処分地(サイト)選定の状況は、スウェーデンでは建設が始まっていますが、フランスでは建築許可申請がされたところ、スイスでは実施主体から政府への提案がされた段階など、違いがあります。
地下水くみあげないで、大丈夫ですか?
地下施設からポンプを使ってくみあげています。くみあげた地下水は、適切に処理を行った後、天塩川に放流しています。
地下は暖かいんですか?
地下施設の坑道は、換気のため地上の外気を取り入れており外気温に影響されますが、年間を通じて10℃から20℃程度です。
なお、一般的に地中の温度は、100m深くなると3℃程度高くなると言われており、当センターの地下500mあたりの地中(岩盤)の温度は、年間を通じて24℃程度で、地上の寒暖の影響を受けず安定しています。
あの科学的特性マップは海沿いが濃い緑が多いけど海沿いがいい理由は何なの?
科学的特性マップを作成した資源エネルギー庁は、処分地選定に考慮する好ましい科学的特性として、「海岸からの陸上輸送が容易な場所(海岸からの距離が20km以内目安)」としています。
なお沿岸部でも、「隆起と海水面の低下により将来大きな侵食量が想定されるところ(10万年間に300mを超える隆起の可能性がある、過去の隆起量が大きな沿岸部)」は好ましくない科学的特性があるとしています。
本当に無料でいいのかなぁと思いました。
こういう研究をしてくれてるから、電気も使えるし非常に助けられてるんだと感じた。
安全性については理解しましたが、将来どうなるのかだと思います。
原子力は現状必要と思いますが、不安なしとはいえずジレンマを抱えています。
正しい知識を広めていかないと放射線というだけでいやがる人がいるのでそういう人たちへの説明が重要だと思う。
施設内すごくきれいで大変すばらしい。
学生時代に社会心理学の授業で、人間は原発のような未知の恐怖をより大きく感じると学びました。なにごとも「知る」ということが大切と思いますので積極的な情報発信をしてほしいです。
ご意見・ご感想ありがとうございました。
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