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お客様との会話
ご協力いただいたアンケートでの
ご質問・ご意見を紹介します。

博士

令和7年5月 ご質問

お客様
お客様

この協定(三者協定)は北海道の条例とは別なんですね?

幌延深地層研究センター
幌延深地層研究センター

協定は、幌延町において深地層の研究を推進するために、北海道と幌延町と核燃料サイクル開発機構(弊機構の前身)の三者で締結した「幌延町における深地層の研究に関する協定書」(三者協定)です。
放射性廃棄物を持ち込まないことや、研究実施区域を最終処分場としないこと等をお約束しています。

お客様
お客様

堆積岩と珪藻土は何が違うんですか?

幌延深地層研究センター
幌延深地層研究センター

堆積岩とは、海底や湖の底に堆積した砂、泥、生物の遺骸などが長い時間をかけて固まってできた岩石の総称です。珪藻土は堆積岩の一種で、生物遺骸である珪藻の殻が堆積してできた岩石を指します。

お客様
お客様

最終的には地層処分ってことだけどそれは変わらないの?他に方法は考えられてないの?

幌延深地層研究センター
幌延深地層研究センター

これまで地層処分以外にも色々な方法が考えられてきましたが、国際条約による制限や、実現可能性、将来数万年にわたる管理負担などの課題があり、地層処分が高レベル放射性廃棄物の処分方法として最適であるということが、国際的に共通した考え方になっています。
日本では「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」によって、地下300m以上の深さの地層に埋設(最終処分)することが決められています。
また半減期が極めて長い核種を、短寿命の核種に変える(核種変換)という技術もありますが、まだ研究中の段階です。

お客様
お客様

地層処分って世界でもうやっている国ってあるの?

幌延深地層研究センター
幌延深地層研究センター

まだ実際の処分は行われていません。地層処分事業が最も進んでいるフィンランドでは2015年11月に処分場の建設許可が国から発給され、2016年12月から処分場の建設が始まり、2024年8月から試験操業(実際の廃棄物は使用しない)が開始されています。
なおスイス、カナダ、スウェーデン、フランスも、処分地(サイト)の場所が決まっており、スウェーデンでは建設も始まっています。

お客様
お客様

ここでやってる研究は、地層処分で本当に処分できるかどうかって事?

幌延深地層研究センター
幌延深地層研究センター

幌延深地層研究センターでは、地層処分の技術的な信頼性を実際の深地層で確認するための調査研究を行っています。
日本で地層処分を進めるための技術的な基盤は、長年の研究で整備されてきており、1999年に核燃料サイクル開発機構(現在の原子力機構)が取りまとめた技術報告書の中では「日本においても地層処分に好ましい地質環境が長期的に確保できる場所が広く存在しており、日本でも地層処分が技術的に可能なこと」が示されました。
その後、2014年に開催された国の審議会においても、地層処分に好ましい特性を持つ地質環境を日本国内でも確保できる見通しがあることが、改めて確認されています。

令和7年5月 ご意見・ご感想

お客様
お客様

日本だと海外と考え方も違って色々と難しいと思うので情報発信が大事ですよね。

お客様
お客様

電気は必要、でも福島のような事故があっては困る。原子力発電にたよらないのが一番いいが、現状では無理そうなので、うまく付き合いながら安全に暮らせるよう、こういう風に研究していただいてるんだなと知ることができた。

お客様
お客様

(高レベル放射性廃棄物の処分方法について)もっといろいろ方法があると信じたい。

お客様
お客様

やってる研究の内容については、大体理解しました。将来的は、処分場は作らなきゃいけないし必要な研究だなって思いました。

お客様
お客様

将来の末まで安全とは言い切れない。

幌延深地層研究センター
幌延深地層研究センター

ご意見・ご感想ありがとうございました。

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