廃止措置に係わる技術開発

廃止措置に係わる技術開発

廃止措置を進めるに当たっては、安全確保を前提として効率的に解体撤去作業を進め、かつ発生する廃棄物量を低減するために必要な技術開発に取り組んできました。
「ふげん」は、重水減速・沸騰軽水冷却圧力管型原子炉であり、原子炉本体の構造が複雑で多様な材料で構成されていること、減速材に重水を使用していること等の特徴を有しています。このため、施設の解体に係る「ふげん」固有の課題として「原子炉本体解体技術」、「重水・トリチウム系解体技術」の開発を進めてきました。
また、廃止措置を安全かつ合理的に進めるためには、廃止措置に関するエンジニアリングが必要不可欠です。このため、「ふげん」の廃止措置の知見を反映し、解体計画や解体技術の評価を進めその成果の体系化に務めています。一方、原子炉本体や重水系以外の設備は軽水炉(BWR)と同様であり、既存技術の活用や改良・高度化を行い、「ふげん」に適用しています。

廃止措置に係る技術開発