クリアランス制度の運用

「ふげん」のクリアランス対象物は、保安規定に定める所定の手続きに基づきクリアランスモニタで測定を行い、国の確認を経て、可能な限り再利用または産業廃棄物として処理・処分することとしています。
2018年8月31日には、クリアランスに係る「放射性物質の測定及び評価方法」の認可を受け、当面、タービン建屋から発生した解体撤去物等(金属約1,100トン)について、保安規定に基づく測定作業に係る管理要領などを整備し、2018年12月から測定・評価作業を進めています。
これまで、国に対して5回にわたってクリアランス制度に係る放射能濃度の確認申請を行い、約526トンの確認証を受けました。

クリアランス測定の流れ

クリアランス物の取扱い
国の確認を受けたクリアランス物は、クリアランス制度が社会に定着するまでの間、社会の理解を得つつ円滑な搬出、再利用等に向けた具体的な方法について慎重に検討を進めることとしています。また、それまでの間は、「ふげん」構内の所定の場所で適切に保管管理しています。