クリアランス制度
原子力発電所の廃止措置では様々な種類の解体撤去物が発生します。
■廃止措置で出てきた解体物も再利用可能な資源です■
「ふげん」の廃止措置によって発生する廃材にも、「放射性廃棄物」の他、「放射性廃棄物として扱う必要のないもの」等も含まれます。「放射性廃棄物として扱う必要のないもの」は放射能濃度が極めて低く、人の健康への影響がほとんどないものです。このようなものは、普通の廃棄物と同様に再生利用や処分ができます。
「クリアランス制度」の適用は、環境負荷の低減が必要な現代社会において、原子力発電所の解体に伴って発生する廃棄物のうち「放射性廃棄物として扱う必要のないもの」を資源として有効に再生利用することで、我が国が目指す循環型社会形成に貢献するものと考えます。「ふげん」では、このクリアランス制度の導入にあたり、国への許認可手続きや資機材の整備などの必要な準備を行い、クリアランスに係る測定・評価方法の認可など必要な手続きを経てリアランス制度の運用を進めています。