平成17年11月11日 |
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新型転換炉ふげん発電所における重水精製装置Ⅰ 解体実証試験について |
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財団法人原子力安全技術センターは、平成16年度より文部科学省殿の委託を受けて「試験研究炉等廃止措置安全性実証等(研究開発段階炉の調査)」を実施していますが、今年度は、その一環として、新型転換炉ふげん発電所内の重水精製装置Ⅰの機器の一部を使用し解体実証試験を実施いたします。
なお、文部科学省では、この「試験研究炉等廃止措置安全性実証等(研究開発段階炉の調査)」を通じて、福井県が進めるエネルギー研究開発拠点化にも協力することとされています。 |
1.試験の概要 | |||
今年度実施する解体実証試験は、ふげん発電所の重水精製装置Ⅰの中間タンク及び精留塔を使用し実施します。
試験では、当該機器について、加熱、乾燥空気の通気による乾燥試験及び切断器具を用いた解体実証試験を行い、機器解体に関する基礎データ等を採取します。 また、試験実施にあたっては、安全対策としてクリーンハウス等で隔離したエリアで行うとともに、試験エリア内の排気はトリチウム除去装置で吸引換気を行うなど、作業管理、安全対策に万全を期すこととします。 なお、独立行政法人日本原子力研究開発機構は、施設の管理責任者として、この試験の実施にあたり作業安全、保安面に十分注意いたします。 |
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2.試験予定期間 | |||
試験の実施期間としては、平成17年11月中旬から平成18年3月中旬頃までを予定しています。 | |||
以 上 |
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添付(pdfファイル 27KB) |