平成17年 2月 3日


     核燃料サイクル開発機構構
       敦  賀  本  部

新型転換炉ふげん発電所の原子炉補助建屋廃棄物処理室での水漏れについて

 新型転換炉ふげん発電所(新型転換炉;定格電気出力 16.5 万kw)は、廃止措置準備中ですが、廃棄物処理建屋にある粒状廃樹脂貯蔵タンクFのデカント水(上澄み水)を原子炉補助建屋の廃棄物処理室にある床ドレンサンプルタンクに移送する作業を行っていたところ、本日10時42分に、同処理室の床ドレン配管から漏えいが確認されました。
 このため、直ちにデカント水移送ポンプを停止し、11時10分に漏えいは停止し、12時06分、現場の拭き取りを完了しました。
 なお、漏えいした水の量は約40、放射能量は約1.0×10Bqでした。
 今後、当該配管について点検等を行います。
 なお、この事象による環境への影響はありません。

註1) 汚染された水が漏えいした場合の国の定めた報告の基準は、
    3.7×10Bqです。
註2) 漏えいした水の量は、当初、漏えいした範囲から約100と推定しまし
    たが、その後回収した量から、約40となりました。


 添付資料1:デカント水移送状況図