「ふげん」の設備概要とその特徴(2) | |||||
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標準燃料集合体は、圧力管に挿入されるため円筒状の構造で、28本の燃料棒によって構成されています。燃料はMOX燃料の他、濃縮ウラン燃料も利用しています。「ふげん」では運転開始当初は、核分裂性物質量が比較的少ない1.4〜1.5%(集合体平均)の燃料を利用していましたが、核燃料サイクルの経済性の観点からそれ以降は1.9〜2.0%のものを用いています。その他、新型転換炉実証炉用の燃料開発として、36本の燃料棒で構成される試験用のMOX燃料の照射も実施してきました。これら試験用燃料では、核分裂性物質量は集合体平均で2.4〜3.5%と「ふげん」の標準燃料に比較してプルトニウム富化度も高く、燃焼度を高めた燃料となっています。 |
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標準燃料集合体の仕様と構造
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