自主技術開発の成果(2)



■部品機器試験
数年にわたる長時間熱サイクル試験などをコンポーネントテストループで行って「ふげん」炉心の重要部品である燃料集合体、圧力管集合体、シールプラグ等の機器性能と耐久性の実証試験を行いました。昭和50年頃から、圧力管モニタリング装置の開発や炉外実証試験などが加わりました。
コンポーネントテストループ(CTL)全景



■安全性実験
原子炉冷却系破断模擬試験、非常用炉心冷却試験、燃料温度特性に関する安全性試験などを行い、「ふげん」の安全設計の妥当性を実証しました。また、当時の設計動向を反映して、配管破断検出法の開発、バルーニング燃料(配管破断事故時の燃料被覆管の膨らみ現象)の熱除去試験などが行われました。

非常用炉心冷却系(ECCS)が作動しない場合に想定される燃料表面
ATR安全性試験施設(A安)全景