令和元年5月20日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

令和元年春の紫綬褒章の受章について

日本原子力研究開発機構の遠藤章(えんどう あきら)が、令和元年春の褒章において、紫綬褒章を受章することになりましたのでお知らせいたします。

褒章伝達式、天皇陛下拝謁は、5月30日(木)に行われる予定です。

紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた個人に授与されます。受章の概要は以下のとおりです。

■受章概要

〔受章者〕

日本原子力研究開発機構 原子力科学研究部門 原子力科学研究所
原子力基礎工学研究センター長 遠藤 章

〔功績概要〕

  • 放射性医薬品が人体に与える影響をDNAレベルまで詳細に評価できる計算手法を開発するとともに、大型加速器で発生する高エネルギー放射線に対する線量評価手法を確立し、世界の標準データとして利用されている米国核医学会、ICRP(国際放射線防護委員会)の線量評価用データベースを新たに開発しました。
  • 開発したデータベースは、先進的な診断・治療の研究や先端加速器の開発を可能にし、国際機関や世界各国で広く利用され、医療技術の発展を通して生活と福祉の向上に貢献しました。また、放射線利用を促進し科学技術の振興に寄与しています。本功績は線量評価の世界標準データに日本の成果が全面採用された画期的なものであり、核医学及び放射線防護分野の発展に貢献した功績が評価されました。

別紙:遠藤章 略歴、主な論文、関係プレスリリース

以上

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