近況
【事故・トラブル】
- 1月30日(水)、プルトニウム燃料第二開発室粉末調整室(管理区域内)において、核燃料物質を貯蔵する貯蔵容器のビニルバッグの定期交換作業中にα線用空気モニタの警報が吹鳴し、α線用空気モニタの指示値から立入制限区域を設定しました。作業員9名に皮膚汚染及び内部被ばくはなく、環境への影響もありませんでした。今後、原因調査結果に基づき処置対策を行います。
1/31発表:https://www.jaea.go.jp/02/press2018/p19013101/b01.pdf
【もんじゅ燃料体取出し作業(H30/8/30~H31/1/28)】
- 燃料体処理体数:1/25:1体 累計86体(H30/8/30~H31/1/28)
1月29日(火)から本格的な施設定期検査に移行するため、86体の燃料体取出し完了をもって今年度の作業を終了しました。
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「もんじゅ」燃料体取出し作業の状況について
86体目の燃料体取出し作業を実施中、1月23日(水)に発生した信号入出力装置の不調により、信号が発信されなかった事象への対応において、制御監視盤等を再起動したことに伴い、1月24日(木)の作業再開後、燃取系計算機の一部のデータについて手入力する必要があることが判明しました。
燃料取扱設備の運転に必要なデータの入力作業を実施した上で、データの確認等の復旧作業を実施しています。
なお、86体目の燃料体取出し作業については、1月25日(金)、作業ステップ毎に操作員が個別の制御盤を操作し、燃料池への移送を完了しました。
1/28発表:https://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/posirase/1901/o190128.pdf
【許認可等】
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1月31日(木)、核燃料サイクル工学研究所再処理施設に係る廃止措置計画について、以下に係る設計及び工事の方法を追加するため、原子力規制委員会に対して3件の廃止措置計画変更認可申請を行いました。
- ガラス固化技術開発施設の溶融炉の間接加熱装置(予備品)の製作及び交換
- ガラス固化技術開発施設における放射線管理設備の更新
- 分離精製工場等の浄水配管の一部更新、ポンプの交換、排風機の電動機の交換、窓ガラスの交換等
【成果発表】
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1月25日(金)、「高温ガス炉による水素製造が実用化へ大きく前進」を発表いたしました。
詳細:https://www.jaea.go.jp/02/press2018/p19012502/
【募集】
- 「平成31年度成果展開事業」の開発提案の2次募集をしております。(締切:H31/2/22)
原子力機構の保有する特許等知的財産を利用して企業と原子力機構の共同研究として製品開発を行う実用化共同研究開発の実施テーマを募集いたします。
詳細は:https://tenkai.jaea.go.jp/information/190108/index.html