大洗研究開発センター燃料研究棟における汚染について(続報)|日本原子力研究開発機構

平成29年6月9日

大洗研究開発センター燃料研究棟における汚染について(続報)

国立研究開発法人
日本原子力研究開発機構

平成29年6月6日(火)に発生した燃料研究棟(PFRF)における汚染について、6月7日のプレス発表後の状況を以下のとおり報告します。

  1. これまでの機構の主な対応

    核燃料物質を収納した貯蔵容器の点検作業中(添付2)、貯蔵容器内にある核燃料物質が入った容器を封入した樹脂製の袋が破損し、作業員5名の汚染を確認した。身体汚染検査を実施した結果、鼻腔内に最大24Bq(α線)(添付3)を確認した。

    核燃料サイクル工学研究所において、作業員5名の肺モニタ測定により、最大2.2×104Bq(Pu-239)(添付3)が確認されたため、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所(以下、「放医研」という。)に移送し、体表面の再除染、肺モニタ等を実施している。

    一方、立ち入り制限区域を設定している燃料研究棟108号室内の汚染状況について、測定を行った。

    本汚染事象については、理事長より最優先課題として機構大で対応をするよう指示(6/8) (添付4

  2. 被ばく作業員の状況

    作業者5名(50代1名、40代2名、30代1名、20代1名:計5名)が6月7日12時頃に放医研に到着し、同研究所にて処置継続中

    (1)健康状態:異常なし

    (2)処置等の状況
    体表面の再除染、肺モニタ等実施中との情報を同研究所より受けている。なお、Puについては、現時点(1回目の肺モニタ)では、ピークは検出されていないとの情報である。

  3. 現場の状況

    (1)当該フードの状況
    貯蔵容器(添付5)は蓋をされた状態で、フード内に静置しており、TVカメラにより連続監視中(添付6

    (2)108号室内汚染状況について、14か所測定し最大55Bq/cm2(α線)、3.1Bq/cm2(β(γ)線)の値を測定した。(添付7

    (3)上記測定作業に合わせて、当該フード周辺の写真(2枚)を撮影した。(添付8

    (4)放射線モニタ等(添付9
    ・108号室内のPuダストモニタNo2の指示値に変動はなく、空気中の放射性物質濃度は通常の指示範囲内で推移
    ・排気ダストモニタ及びエリアモニタは事故前の値と変動なく低い値で推移

    (5)その他
    グリーンハウス(添付10)内の除染作業が終了、飛散物回収方法等の検討を実施中

  4. 対外対応等

    以下の自治体より文書を受領。

    ①茨城県:「日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター「燃料研究棟」における作業員の汚染、被ばく事故について」(6/8)

    ②大洗町:「日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター内で発生した事故事象に関する緊急要請」(6/8)

    ③水戸市:「大洗研究開発センター内で発生した事故事象に関する緊急要請」(6/8)

    ④鉾田市:「日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター燃料研究棟における作業員の汚染、被ばく事故に関する緊急要請」(6/9)

    ⑤茨城町:「日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター内で発生した事故に関する緊急要請」(6/9)

    ⑥鉾田市議会:「要請書」(6/9)

    ⑦大洗町議会:6/9予定

【添付資料】
添付1 燃料研究棟における作業員の被ばくについて(時系列)
添付2 108号室作業員立ち位置
添付3 鼻スミア・肺モニタ測定値
添付4 理事長指示
添付5 貯蔵容器
添付6 TVカメラによる貯蔵容器の連続監視
添付7 表面密度測定結果
添付8 汚染事象発生後のフード(H-1)周辺写真
添付9 放射線モニタデータ
添付10 グリーンハウス


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