用語説明

1) 褐色森林土

日本に広く分布する、落葉広葉樹林ないしは落葉広葉樹と常緑針葉樹の混合林下に生成する褐色の土壌。表層は有機物の蓄積により黒色味が強く、深くなるほど褐色になる。

2) ライシメーター

土壌中の水収支や水溶性物質の量を測定するための装置。現地に設置して、降水に応じて土壌浸透水を採取できる。土壌内の物質循環研究によく用いられる。

3) 溶存態有機炭素

液相に存在する、炭素を含む有機化合物であり、植物遺体等を起源としている。本研究では0.45µm以下の有機炭素のことを示す。

4) 包括的物質動態予測システム(SPEEDI-MP)

放射性物質の環境分布を正確に把握しその影響を評価するために開発している、大気・陸域・海洋での物質動態を包括的に予測する計算シミュレーションモデル・システム。


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