≪参考資料≫

図1:銅酸化物高温超伝導体La2-xSrxCuO4の結晶構造とコンプトン散乱測定をした結晶方位

図1:銅酸化物高温超伝導体La2-xSrxCuO4の結晶構造とコンプトン散乱測定をした結晶方位

図2:銅酸化物高温超伝導体La2-xSrxCuO4の相図(横軸:Sr濃度(ホール・ドープ量);縦軸:温度)

図2:銅酸化物高温超伝導体La2-xSrxCuO4の相図(横軸:Sr濃度(ホール・ドープ量);縦軸:温度)。この高温超伝導体には最適なホール・ドープ量が存在し、そのドープ量(x=0.15)までは超伝導が起こる温度(超伝導転移温度)が上昇し続けますが、それ以上のドープは逆効果となり、超伝導転移温度が減少してしまいます。このドーム形状をした超伝導転移温度変化は銅酸化物高温超伝導体の謎のひとつと言われています。

図3:ホールの運動量分布(実験結果)

図3:ホールの運動量分布(実験結果)。アンダー・ドープ領域とオーバー・ドープ領域で大きく異なることがわかります。この実験事実はそれぞれの領域でドープされたホールの状態が異なっていることを示しています。赤色、黄色の部分にホールが多数存在していることを表しています。

図4:酸素の2p軌道と銅の3d軌道

図4:酸素の2p軌道と銅の3d軌道。銅の3d軌道は(x2-y2)と(z2)の2種類があります。本実験の結果は、アンダー・ドープ領域ではホールは酸素の2p軌道に入りますが、オーバー・ドープ領域では銅の3d軌道に入る、ことを示しています。


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