平成20年10月17日
独立行政法人日本原子力研究開発機構

高速炉臨界実験装置(FCA)に係る措置命令に対する是正措置の完了と使用停止命令の解除について
(お知らせ)

独立行政法人日本原子力研究開発機構は、平成19年8月31日に文部科学大臣から受けた「日本原子力研究開発機構東海研究開発センター原子力科学研究所の原子炉施設に係る措置命令」において、高速炉臨界実験装置(FCA)の制御設備である制御安全棒の性能が技術上の基準に適合していること(原子炉等規制法第29条第2項)が確認されるまでの間、FCAの使用を一時停止する旨の命令を受けました。

これを受けて、制御安全棒の性能を技術上の基準に適合させるための是正措置として、設計及び工事の方法の認可及び使用前検査を受けて新たに制御安全棒の構成要素である「制御安全棒引出し」を製作するとともに、制御安全棒の機能検査を実施してまいりました。

この度、これらの是正措置が完了し、文部科学省により同措置が適切に行われたことを確認いただき、平成20年10月17日付でFCAに対する使用停止命令が解除されましたのでお知らせいたします。

(参考資料)
高速炉臨界実験装置(FCA)における技術上の基準に適合していない制御安全棒の使用について(事象概要と処置及び対策)

以上


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