用語解説
 
1) 災害時優先電話
 災害等が発生した場合、被災地等への通話が集中することから通信設備の許容範囲を超え、電話がかかりにくくなることがあるが、災害時の救援・復旧活動や、公共の秩序を維持するために必要な重要通信を確保することができるよう、法律(電気通信事業法)に基づきNTT等があらかじめ指定している電話。
 
2) 「災害型輻輳」制御
 大規模な災害により輻輳が発生し、通信網の停止という最悪の事態を回避する目的で、通信量の制限が設定されることがある。この設定時は、一般の回線からは接続が制限される。しかし、公衆電話など優先電話に指定されている電話には制限が適用されない。

・ 輻輳(ふくそう)
 電話などの通信は、道路交通に例える事ができる。道路のように通信にも許容量があり、それを超えると通信に支障が発生する。つまり通信の交通渋滞を輻輳という。

・ 災害型輻輳
 大規模な災害が発生した場合、全国各地より、特定の地域(=被災地)に安否の確認等の電話が集中するため容易に電話がつながらないことがある。また、災害により、通信機器や通信回線自体が被災して通常の通信許容量より減少することもある。このようなことが原因となり一時的に特定の電話回線が許容容量を超えてしまう現象をいう。
 
3) データ同期
 原子力機構内ネットワークで接続された2台の招集サーバーの個々の入力情報(招集対象者の氏名、連絡先電話番号、メールアドレス、発信メッセージ、発信手順など)を恰も一つの招集サーバーに入力された情報のように共有化させること。
 
以 上

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