補足資料1


選択励起の概念図  基底状態のセシウム原子Cs(6S1/2)が光を吸収すると励起状態Cs(7D3/2)およびCs(7D5/2)が生成する。これら二つの励起状態のエネルギー差は光パルスのエネルギー幅に比べ非常に小さいため、通常は二つの励起状態がともに生成する。今回の研究では、二つの超短光パルスを用い、それぞれのパルスが作る励起状態同士の干渉を利用する。この干渉は各励起状態によって異なるため、超短光パルスの波形を制御することで、目的の励起状態だけを生成することが可能となる。

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