募集特定寄附金

未来社会への貢献が期待できるテーマへのご支援

プロジェクト型寄附金

新たな半永久電源の実用化に向けた要素技術開発

日本原子力研究開発機構(JAEA)では、半永久電源の開発に着手しております。本プロジェクトを通して、いただいた寄附金で放射性物質を用いた新たな半永久電源の技術開発を加速させ、実用化に向けて研究開発を目指していきます。

605,000円

4件

20,000,000円

プロジェクト詳細

JAEAでは、放射性物質から生じる放射線(γ線)や熱(主にα線により発生)を電力に変換する半永久電源の開発に着手しました。この半永久電源は、我が国で供給が可能な新たな放射性物質や、より高性能な電力変換素子を利用したものです。これにより、分散型エネルギー(小規模な再生可能エネルギー)源として期待できる放射性廃棄物を利用した電力供給やデータセンター用の無停電電源など、従来の宇宙探査のみならず、新たな用途への道が拓けます。


本プロジェクトでは、いただいた寄附金で放射性物質を用いた新たな半永久電源の技術開発を加速させ、試作品製作など実用化に向けて研究開発を目指していきます。

具体的には、寄附金額に応じて以下の研究開発を進めていきます。

①電力変換素子の開発

実施内容

炭化ケイ素やダイヤモンド等の接合によりγ線用の発電素子を作製し、発電実験や材料評価を行い、素子の改良を進めます。

成果

従来のものよりもエネルギー効率や発電量を上回るγ線用の発電素子を得ます。

②放射性物質製造技術の開発

実施内容

アクチノイド化合物からα線源核種を抽出し、化学的に安定なペレットの形で作製し、その特性評価を行います。

成果

実際の放射性物質を用いた小型の熱源ペレットを得ます。