━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2010.11.5 ━━━━━━━━
++---- No.151 目次 ----++
現場から ＿＿＿＿ 冬支度の六ヶ所村（青森研究開発センター）
広報紙から ＿＿＿ 地域住民懇談会を開催（「フレンドリー通信」第5号）
広報紙から ＿＿＿ ラドン効果研究の中間報告会（「にんぎょうとうげ」第４３号）
プレス発表、お知らせ、採用情報、調達情報
あとがき
秋も深まりここ青森県六ヶ所村はそろそろ冬支度に取り掛かっています。まず、最初に考えなければならないのが自家用車の冬用タイヤへの交換です。11月に入って早々に交換する人もいれば寝雪にならない程度の降雪を待ってから徐々に交換する人もいます。
さて、六ヶ所初心者の筆者はどうしようかと思案している真っ最中です。
青森研究開発センターでは今年3月に核融合の研究開発における幅広いアプロ―チ活動を実施するための原型炉R&D棟、計算機・遠隔実験棟、IFMIF/EVEDA 開発試験棟が完成し、本格的な運用開始に向けて機器の組み立て、据え付けなどが始まっています。
原型炉R&D棟では、非管理区域での研究活動が始まっています。管理区域を設定するに当たり放射線障害防止法に基づいた放射性同位元素の使用許可を取り、施設全体の運用を開始する予定です。
計算機・遠隔実験棟に設置する核融合計算専用のスーパーコンピューターについてはヨーロッパ側でベンダーの絞り込みを進めているところです。来年初夏の頃には、六ヶ所村への搬入・据付を開始し、これと並行して計算機の冷却系、電源系の工事を進め、再来年初めの運用開始を目指しています。
IFMIF/EVEDA 開発試験棟では制御系、冷却系、電源設備などの日本分担機器については来年から、原型加速器本体機器などのヨーロッパ分担機器についても再来年度から順次六ヶ所村への搬入・実証試験を開始する予定です。
ところでこの時期の六ヶ所村といいますと、10月末の休日に開催される「ろっかしょ産業祭」が有名です。その目玉は何と言っても鮭の掴み獲り大会です。メス鮭を仮設プールに放流し、参加者は寒風吹き荒ぶ寒空の下プールの中に勇躍駆け入って素手で掴むものです。
見れば簡単なようですがやってみると難しいようです。筆者はカメラマンに徹してずぶ濡れになって格闘する参加者をただ見守っていました。読者の中で是非挑戦してみたいという方は来年申し込んでみてください。収穫した鮭をつまみに六ヶ所銘産「六趣」（焼酎）で一杯というのもまた一興ではないかと思います。
（青森研究開発センター 総務課 北嶋卓史）
＊当機構が社外向けに発行している広報紙などからトピックスを紹介します。
＊上記の詳細は http://www.jaea.go.jp/saiyou/index.html をご覧下さい。
今年の夏休みは初めての韓国を訪れ、昌徳宮を見てきました。世界遺産の宮殿は荘厳で、装飾の色鮮やかさは目を見張るものがありました。ふと見上げると、神獣が並んでいるであろう屋根飾り（魔除け）には、三蔵法師始め西遊記の御一行さまが並んでいました。西遊記といえば日本でもかなり有名ですね。子どもの頃に如意棒に見立てたストックをぶんぶん振り回したのを思い出します。西遊記は中国の物語ですが、当時の朝鮮王国の学者たちは知名度の高さから彼らを採用したそうです。この三蔵法師御一行さまが秀吉軍にも会っているのかもしれないと考えると感慨深いものがありました。（報道課 多田 敏行 ）
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