━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2010.10.1 ━━━━━━━━

■■■□□□ JAEAメールマガジン
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++---- No.146 目次 ----++

現場から ____ 「けいはんな」とともに(関西光科学研究所)

海外事務所便り _ 仏CEA、オランダNRG、ベルギーSCK・CENが研究炉協力で覚書 ほか

広報紙から ___  地震による地下の揺れ(「地層研ニュース」2010年9月号)

プレス発表、お知らせ、採用情報、調達情報

あとがき

━ 現場から ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「けいはんな」とともに

関西光科学研究所は木津地区と播磨地区の2つに分かれています。木津地区は京都・大阪・奈良の3府県にまたがる京阪奈丘陵に造られた関西文化学術研究都市(愛称:けいはんな学研都市)内にあり、レーザーを開発する研究及びレーザーを利用する様々な研究を行っています。播磨地区は兵庫県播磨科学公園都市の大型放射光施設SPring-8内にあり、放射光の高度利用技術の開発と物質・材料科学を中心とした放射光利用研究を行っています。

今回は木津地区と、地元けいはんな地区との係わりについてご紹介します。

関西光科学研究所のプロジェクト推進室(木津地区)では、大型レーザー等施設の運転に携わるほか、原子力機構が行っている「施設供用制度」「技術移転事業」などの制度を通して、地元けいはんな地区にとどまらず京都府、大阪府、奈良県の企業の発展に貢献することも目指しています。

具体的には、けいはんな地区の産業総合支援活動を行っている「けいはんな新産業創出・交流センター」の協力により、地元企業に施設供用制度を紹介したり、企業からの問い合わせに対応したりしています。また、毎年開催される「けいはんなビジネスメッセ」へ出展し、関西光科学研究所のアピールをするとともに技術相談や意見交換も行っています。さらに、実際に企業内で利用されているレーザー加工技術やレーザーに関する意見交換を行うために「レーザー微細加工研究会」(主催:けいはんな新産業創出・交流センター)という研究会に参加しています。この「レーザー微細加工研究会」は昨年度で終了しましたが、今年度からは、それに代わる技術交流会のようなものを関西光科学研究所が主催運営することを検討しています。

今年はレーザー誕生50周年の年であるとともに、近隣奈良では平城遷都1300年の年でもあることから、けいはんな地区を起点にますます、活動の幅を広げて行きたいと考えています。

関西光科学研究所:http://wwwapr.kansai.jaea.go.jp/

産学連携推進部(施設供用):http://sangaku.jaea.go.jp/facilities.html

━ 海外事務所便り ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

*当機構の海外事務所から寄せられたニュースを紹介します。

☆ ワシントン事務所
<NRCが「Waste Confidence Rule」の改訂を承認>
 NRC委員会は9月15日、原子力発電所から発生する使用済燃料を安全に管理できるということを保証するための委員会見解であるWaste Confidence Ruleの改訂を承認しました。
 http://www.nrc.gov/reading-rm/doc-collections/news/2010/

<NRCが訓練の有効性に関わる2009年報告書を公表>
 NRCは9月22日、原子力産業における訓練の有効性に関わる2009年報告書を公表しました。

<下院科学技術委員会で原子力研究開発推進法案が可決>
 下院科学技術委員会は9月23日、「Nuclear Energy Research and Development Act of 2010」を一部修正の上、可決しました。

☆ ウィーン事務所
<天野IAEA事務局長による理事会での導入声明>
 天野事務局長は9月13日に始まったIAEAの理事会の冒頭で、核セキュリティ、核検証、供給保証などについて報告しました。
 http://www.iaea.or.at/NewsCenter/News/2010/bog130910.html

☆パリ事務所
<フランス政府とCEAが、第4世代炉開発に要する資金について協定を締結>
 9月11日付けの仏官報は、仏政府とCEAが、「将来への投資プログラム(大借款)」に基づいて、第4世代炉開発に関する資金を定めた協定を結んだと報じました。

<仏CEA、オランダNRG、ベルギーSCK・CENの3機関が、研究炉協力で覚書締結>
 仏CEA、オランダNRG、ベルギー原子力研究センター(SCK・CEN)の3機関はこのほど、「欧州実験炉の研究分野(ERAER:European Research Area of Experimental Reactors)」に関する覚書を結びました。

━ 広報紙から ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

*当機構が社外向けに発行している広報紙などからトピックスを紹介します。

━ プレス発表 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━ お知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━ 採用情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

*上記の詳細は http://www.jaea.go.jp/saiyou/index.html をご覧下さい。

━ 調達情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━ あとがき ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

秋到来。今年は食欲ばかりでなく、是非、芸術の秋を満喫したいです。

しばらく子供にお任せしていたピアノですが、年に1度の調律のこの時期を契機に、新しい曲を覚えたいなと思っています。バイオリンなどに比べて、子供から大人までサイズを変えずに使用できるピアノは楽器の中では比較的家計にやさしい楽器です。それでも、年にたった1回の調律はもったいなく思ってしまいます。どんなに良いピアノでも少しずつ音は、ずれていくものです。人間も同様、きちんと健康管理しなければ、知らず知らずに体調を崩していることもしばしばです。しばらく健康診断等していない方は、是非面倒がらずに、年に1度は、自分の調律に時間を割いてみてはいかがでしょうか。(広報課 山口美香)

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【配信希望、アドレス変更、配信停止】http://www.jaea.go.jp/14/14_0.html

【ご感想やご要望】http://www.jaea.go.jp/13/13_1form.shtml

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【発行】独立行政法人 日本原子力研究開発機構 広報部  佐田務、上野信行  ○

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