━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2010.8.6 ━━━━━━━━
++---- No.138 目次 ----++
現場から ＿＿＿＿ 「地層処分知識マネジメントシステムの開発−知と技の伝承への挑戦−」地層処分研究開発部門
海外事務所便り ＿＿ トルコ、ロシアと原子力発電所契約建設の契約を承認 他
プレス発表、お知らせ、採用情報、調達情報
あとがき
地層処分研究開発部門は6月16日、東京国際交流館において「地層処分知識マネジメントシステムの開発−知と技の伝承への挑戦−」と題した報告会を開催しました。
当日は東京大学名誉教授で地圏空間研究所代表の小島圭二先生を座長としてお招きし、鈴木原子力委員会委員長代理をはじめとして、関係する省庁や機関、大学、企業などから150名を超える方々にご参加いただきました。
午前の部では、（1）研究開発の全体概要、（2）CoolRepH22１）/KMS２）プロトタイプの全体フレームの紹介を行い、参加者から継続的な拡充が重要であるなど数多くの貴重なご意見をいただきました。
午後の部では、（1）地質環境の長期安定性評価、（2）地質環境特性の調査評価、（3）地層処分システムの工学技術、（4）地層処分システムの安全評価の各分野におけるKMSの活用方法について報告を行いました。
最後の全体討論においては、KMSを積極的に活用することによって、KMSを発展させていくことが必要である等のご意見やご要望等を、地層処分に関係する様々な分野の方々よりいただきました。
また、上記の報告とあわせて、会場ロビーに設置したパソコンでデモンストレーションを行うことによりKMSに関する理解を深めていただきました。
なお、本報告会では、「CoolRep」が紙資源を節約する環境に優しい文書化という意味で命名されていることを踏まえ、発表資料等については、会場での冊子等の配付を行わず、下記サイトに掲載いたしました。
http://www.jaea.go.jp/04/tisou/houkokukai/nendohoukoku_h22.html
1）ウェブサイト上に展開した電子媒体による研究開発報告書の平成22年度版。研究開発に関する最新の知識や情報などを，読者の要求に応じてタイムリーに提供することを指向したもの
2）知識マネジメントシステム 長い事業期間のうちに，時間とともに進化する地層処分の多種・多様な知識を，目的や利用者の知識レベルに応じて効果的に利用・統合，創出することを支援する仕組み
（地層処分研究開発部門 研究開発推進室）
＊当機構の海外事務所から寄せられたニュースを紹介します。
☆ ワシントン事務所
＜上院歳出委小委が2011年度DOE予算を可決＞
上院歳出委員会のエネルギー・水開発小委員会は7月20日、DOEの2011年度歳出法案を可決した。
http://appropriations.senate.gov/news.cfm?method=news.view&id=d74f4e6f-d63a-4896-b592-96152f5a6c5f
＜NRCが2009年度の異常事象報告書を発表＞
NRCは7月22日、2009年度の異常事象報告書を発表した。104基ある原子力発電所に関して報告すべき事象はなく、9件の医療施設での事象が報告されている。
http://www.nrc.gov/reading-rm/doc-collections/nuregs/staff/sr0090/
☆ ウィーン事務所
＜トルコ、ロシアと原子力発電所契約建設の契約を承認＞
トルコ政府は、同国初めての原子力発電所建設に関するロシアとの契約を承認した。
＜ＩＡＥＡ、2035年までのウラン資源を展望＞
IAEAは7月20日、OECD/NEAとの共著による、2035年までのウラン資源に関するデータをまとめた「ウラニウム2009：資源、生産及び需要(通称「Red Book」）」を公表した。
http://www.iaea.or.at/NewsCenter/News/2010/uraniumfuels.html
☆ パリ事務所
＜韓国、ヨルダンの研究炉建設のために7000万ドルを貸付け＞
ヨルダンのハッサン計画・国際協力大臣は、ヨルダンで初めての研究用原子炉建設のために、韓国政府が7000万ドル（約60億円）を貸し付けたことを明らかにした。
＜フランス、ＥＤＦによるアレバへの出資を検討＞
仏大統領府は7月27日、ＥＤＦのルスリ元会長に依頼した原子力部門の将来に関する報告書を公表するとともに、政府方針を発表した。
＊上記の詳細は http://www.jaea.go.jp/saiyou/index.html をご覧下さい。
みなさんは、「夏」と聞いたら何を思い浮かべるでしょうか。祭りや花火や海、かき氷やスイカや冷やし中華…その他にもまだまだ風物詩はありますね。
私の夏は、クーラーと扇風機をダブルで使い冷蔵庫のような冷たさの部屋の中で、アイスを食べるという、なんとも不健康な夏です。
ですが、部屋にこもりっぱなしというわけでもなく、外でわいわいするイベントも大好きで、いつの間にか小麦色の肌になっています。
楽しみ方は人それぞれでしょう。暑さに負けることなく、さんさんと輝く太陽の下、「夏」を思いっきり楽しみましょう。（広報課 前川 穂菜美）
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【ご感想やご要望】http://www.jaea.go.jp/13/13_1form.shtml
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【発行】独立行政法人 日本原子力研究開発機構 広報部 佐田務、上野信行 ○
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