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■■■□□□　JAEAメールマガジン
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++---- No.128 目次 ----++

現場から ＿＿＿＿ 原子力人材育成センターから大学連携協力状況の紹介

海外事務所便り＿ ロシアとナミビアがウラン開発で合意　ほか

広報紙から ＿＿＿　超深地層研究所計画では、3段階に分けて研究を進めています。（地層研ニュース5月号）

プレス発表、お知らせ、採用情報、調達情報

あとがき

━　現場から　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

原子力人材育成センターから大学連携協力状況の紹介

「原子力研修センター」は、研修事業を主体として50年の長きに渡って実施し、原子力分野の多くの人材養成に貢献してきました。今後、原子力機構内外を横断的且つ総合的に原子力分野における人材育成に取り組んで行くという趣旨から、平成22年4月1日付けで「原子力人材育成センター」と名称を新たにしました。原子力人材育成センターは、原子力人材育成推進課を筆頭とし、原子力研修グループ、国際人材育成グループ及び大学連携協力グループから構成されています。今回は大学などとの連携業務を担当している大学連携協力グループの活動について紹介します。

大学などとの連携協力業務の歴史は、原子力人材育成センター内では比較的新しい部類に入りますが、日本国内において叫ばれて久しい産学官連携の機運の上昇とともに、大学教育において学外における高度な研究水準をもつ研究所や民間の研究所などの施設、設備や人的資源を活用する教育研究方式のいわゆる連携大学院方式の連携協力を求められる時代の到来とともに、原子力機構における大学などとの連携協力業務は、平成6年の筑波大学から本格的に開始しました。

平成22年4月段階では、大学院だけでなく、学部や高専も含めると21機関との教育研究に係る連携協力協定などを締結して推進しています。この間、平成17年度には原子力のプロ、即ち原子力施設の安全運転や維持管理、その監督、指導を行える高度な原子力専門家の養成を目的とした東京大学大学院工学研究科原子力専攻（いわゆる東大専門職大学院）が開設され、年間を通じて講義や実験・実習に協力しています。さらに、平成19年度には原子力教育大学連携ネットワークという、複数の大学と原子力機構とで共同運営という新しい枠組みで、ネットワーク独自のカリキュラム構成のもと、各大学の現地で受講できる遠隔教育システムを活用した共通講座を開講しました。平成21年度には6大学（東工大、福井大、金沢大、岡山大、茨城大、大阪大）の学生の受講者数は約200名を超えています。また、平成19年度から開始された文部科学省や経済産業省の原子力人材育成プログラムに対して個別に各大学などへの協力も主に実習を中心に実施しています。

平成22年度の大きなトピックスとしては、大学連携分野だけでなく、国際的な視点で、国、産業界、研究開発機関等々All-Japanでの原子力分野の人材育成の取組として、内閣府、文部科学省、経済産業省が筆頭となり、国際原子力人材育成イニシアティブという新しい枠組み、ネットワーク作りが進みつつあります。これは、世界トップレベルの国際的視野をもった人材の育成という使命を有しており、アジアを中心とした海外の支援要請に対する国益を念頭とした協力にも大きく寄与することができます。更には原子力分野の人材の裾野を広げていくという面で大きな期待もあり、大学連携という分野で当グループの果たす役割は大きいものと考えております。益々増加するこれらの要請に応えていけるように努めていきますので、皆様のご協力、ご支援をあらためてお願いしたいと存じます。

（原子力人材育成センター　大学連携協力グループ　加藤　浩）

━　海外事務所便り　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

＊当機構の海外事務所から寄せられたニュースを紹介します。

☆ ワシントン事務所
＜DOEが大学主導の原子力研究開発に3800万ドルを拠出＞
　DOEのChu長官は5月20日、先進的な原子力教育及び次世代原子力技術開発を支援するため、大学主導の42プロジェクトを選定し総額3800万ドルを拠出すると発表した。
　http://nuclear.gov/pdfFiles/NEUP_FY10_RDAwards.pdf

＜Voinovich上院議員が高レベル廃棄物管理に関する法案を提出＞
　Voinovich上院議員(共和、オハイオ)などは5月6日、使用済燃料及び高レベル廃棄物の管理と処分を行う事業体(公社)を設立するとした法案「United States Nuclear Fuel Management Corporation Establishment Act」を提出した。
　http://voinovich.senate.gov/public/index.cfm?FuseAction=NewsCenter.PressReleases&ContentRecord_id=6e770917-abbd-ab0e-2abe-c7cde0b595fd

＜Eagle Rock濃縮工場に政府融資保証＞
　DOEのChu長官は5月20日、Areva社が建設を計画しているEagle Rock濃縮工場(アイダホ)に20億ドルの政府融資保証を条件付きで行うことを発表した。
　http://www.energy.gov/news/8996.htm

☆ ウィーン事務所
＜IAEA、アフリカの癌との闘いを再構築＞
　IAEAは5月5日から7日、ガーナのアクラにて、PACT（Programme of Action for Cancer Therapy; ガン治療行動計画）のプロジェクト初回会合を開催した。
　http://www.iaea.org/NewsCenter/News/2010/reshapingFightCancer.html
　http://www.iaea.org/NewsCenter/PressReleases/2010/prn201006.html

＜IAEA、チャドより追加議定書発効の通知を受領：100番目の国＞
　アフリカのチャド共和国は　5月13日、IAEAとの追加議定書をさせる要件をすべて満たした旨を、IAEAに通知した。これにより、チャドは追加議定書を発効させる100番目の国となる。
　http://www.iaea.org/NewsCenter/News/2010/strengtheverification.html

☆ パリ事務所
＜シノン原子力センターのインシデントはINESレベル2＞
　フランス電力公社（EDF）は5月21日、アンドル・エ・ロアール県にあるシノン原子力センターで4月23日に請負企業の現場監督員が被ばくしたインシデントはINESレベル2であったと報告した。

━　広報紙から　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

＊当機構が社外向けに発行している広報紙などからトピックスを紹介します。

━　プレス発表　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━　お知らせ　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━　採用情報　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

＊上記の詳細は http://www.jaea.go.jp/saiyou/index.html をご覧下さい。

━　調達情報　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━　あとがき　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いつも原子力機構メールマガジンをご愛読いただきありがとうございます。

早いもので来週から６月、あと２週間もすると関東地方も梅雨入りが発表される時期となりました。

「梅雨」は梅の実が熟す時期に長雨が続くので「梅雨」、また、カビが生えやすいので「黴雨（ばいう）」ともいわれています。

梅といえばお弁当やおにぎりに入れることで知られるように、殺菌作用があります。これからの高温多湿の季節、食品類の管理はもちろんのこと、いろいろな料理に梅を上手に使って健康管理にも十分注意したいものです。（報道課　石井　勇）

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【配信希望、アドレス変更、配信停止】http://www.jaea.go.jp/14/14_0.html

【ご感想やご要望】http://www.jaea.go.jp/13/13_1form.shtml

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【発行】独立行政法人　日本原子力研究開発機構　広報部　　佐田務、上野信行　　○

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