平成22年10月5日
独立行政法人
日本原子力研究開発機構

材料試験炉(JMTR)の埋設配管のき裂による放射性物質の漏えいについて

1. 発生日時
平成22年10月5日(火) 10時40分頃
(汚染の確認:12時32分頃)
2. 発生場所
材料試験炉(JMTR)ホット実験室からの埋設配管(管理区域外)
3. 発生状況
  • 平成22年10月5日(火)10時40分頃、材料試験炉(JMTR)の居室の汚水設備更新工事に伴う掘削作業(屋外、管理区域外)を行っていたところ、ホット実験室(管理区域内)の廃液を、ホット機械室内の廃液タンクに移送する塩化ビニル製の埋設配管(125A)のフランジ部近傍にき裂を発見しました。
  • 当該部の土壌の汚染状況について検査したところ、12時32分頃、微量のコバルト60(1.1×10-2Bq/g)およびセシウム137(6.3×10-3Bq/g)を検出しました。本事象は管理区域外における放射性物質の漏えいであり、法令報告に該当しますので国及び関係自治体に通報いたしました。
4. 環境への影響
モニタリングポストの指示値に異常はありません。
5. 作業員への影響
ありません。

※過去の海外による大気中核実験の降下物による土壌の放射能レベル(2.9×10-3〜 2.2×10-2Bq/g)

以上


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